すっかり暖かくなりました。
桜も咲いている。でも、雨。
毎年、暖かくなってくるとバッハのマタイ受難曲が聴きたくなる。
教徒ではないんだけど。
マタイは刷り込み版がヘレベッヘの最初の盤だった。
タワーで輸入盤がお安かったので、手に入れた。
さらさら、綺麗なマタイでありました。
ですので、以後も古楽器系で聴いていることが多かった。
鈴木御大のライブにも行ったなあ。
ああ、マタイはよいなあ、と思ってから、
味をしめて次に手にしたメルゲルベルグ盤。
ヘレベッヘとは真逆のずっしり、どっしり。
打ちのめされた。
重くて、重くて。
以来、2度と聴いていない。
これは、どうかと手に入れたクレンペラーのバッハ宗教曲ボックス盤。
でも、聴くと立ち直れないんじゃないかと思いこみ。
なぜか、1度も聞いていない。
今はミュンヒンガー盤を聴いている。
古楽器系とは違うこの、おおらかなテンポも心地よい。
ドラマを感じる。
アリアが沁みますね。
名アリアの神よ憐れみたまえを貼らせてください。
Marga Höffgen "Erbarme Dich, mein Gott" Matthäus-Passion