バッハ〜クリスマス・オラトリオ


皆様、もうすぐメリクリでございます。クリスマスらしい曲を、ということでバッハのクリオラを聴いておりました。鈴木雅明さん指揮、演奏はバッハ・コレギウム・ジャパン、神戸松陰チャペルで録音されたBISレーベルのディスクであります。バッハの傑作とされる受難曲やロ短調ミサ曲を聴いていると、何かと対峙していて逃げ場なしという感じがします。対してクリオラはほっこり、ほっこりと言う感じ。いつでも聴くのをやめて、いまから掃除でも出来そうな感じ。まあ、クリスマスだし、何かと対峙せんでもいいわな。
クリオラは降誕節の1部から3部のあたりを聴いていたのですが、1曲目は、ティンパニがどん、どんっとなってから、いっきにバッハらしい祝祭感と推進力に包まれます。まさに止められないバッハ。マタイ受難曲で有名なコーラルも途中で出てきますね。第2部冒頭のシンフォニアも有名らしいが、私が着目したのは第12曲目のコーラル「差しいでよ、汝美しき朝の光よ」。1分ちょっとの曲ながら、敬虔な祈りに満ちたインパクト絶大な曲ですな〜。