ベッリーニ〜夢遊病の娘 MET

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南海難波駅前は、タクシー乗り場が無くなり、広場となった。

 

久しぶりに、METライビュビューイングを見に行った。なんばパークスシネマまで。アンコール上映で、上演されたのは2009年だ。エルヴィーノ役のフローレス、ロドルフォ役のペルツゥージは、安定感抜群。アミーナ役のデセイは、線は細いが、声が出るな。ラストの方は高音連発で、血管切れるんんではないかと心配になった。

少し驚いたのは、2回目の夢遊病シーンのとき、舞台の一部が、オーケストラ・ピットの上部に張り出し、デセイさんが歌っていたことだ。指揮者とデセイさんが顔を突き合わせるぐらい、近く。デセイさんはオケの真上で歌っている感じだ。建築的にいうと、片道ばり、キャンチレバーということになるが、結構張り出しているなあと思った。スチール下地は入っているんだろうが、結構、薄い。細いデセイさんだから持っているのかと思ったが、エルヴィーノやお母さんもドタバタとやってくるし。。。

 

met公式のド・ラスト動画があった。世界線が本来のスイスに戻る。。。


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met ではないが、デセイさんの夢遊病の娘。

ベッリーニ:歌劇《夢遊病の女》全曲

 

マーラー〜交響曲第4番

 パリのオリンピックは終わりました。写真はパリに行った時に、コニカ・ヘキサとコダックTri-Xを20本詰め込んで行った時に、夕景を撮った写真です。旅行の思い出にはカメラとフィルムが紐づいている。我ながら、モノクロフィルムだけ持ってパリに行ったのは潔さというかなんというか。

 さて、最近はパリとは関係なく、前回の復活ショックもあったのかもしれませんが、マーラー交響曲第4番を聴いていることが多かったです。図書館に行った時に借りた名盤の本で紹介されていたワルター指揮、ニューヨークフィルの一枚。

 Apple Music Classical で検索したら一発で出てきたので、サブスクで聴いていたが、ソニーの白箱にも入っていたのか。この白箱もっているなあ。

 録音が1945年の5月10日。第2次世界大戦で、ドイツが降伏して2日後。ユダヤ人でドイツから亡命してきたワルターさんは思うところがあったのか、生きと生気がみなぎっている。ソリストのハルバンさんは、マーラーお気に入りのソプラノ ゼルマ・クルツさんの娘さんであり、蘊蓄を語れる一枚であるのもok。第1楽章なんて弾けるようで、年甲斐もなくルンルンとする。第3楽章の導入は、静かな情景、とても安らぐ。

 マーラーの第4番は今まであまり聴いていなかったが、これを聴いてからとてもいいなあ、聴いてみようと思う。音盤との出会いで、曲の魅力を再発見する。あるあるですかね。

 

 

 

マーラー〜交響曲第2番 復活

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 フェスティバルホールマーラー作曲 交響曲第2番 復活を聴きに行ってきた。オーケストラは大阪フィル、指揮は尾高さんだ。ソプラノ森谷真理さん、メゾソプラノ加納悦子さんに合唱は大阪フィル合奏団だ。

 大阪フィルの2代目の大植さんが就任したときに振った復活がテレビで放映されて、それを見て生復活を聴こうと思い、今になってしまった。結構時間が経ってしまった。

 ライブに行ってみて良かった。この交響曲は体感する音楽だ。第5楽章の中盤から、マーラーワールド全開で、アドレナリンが分泌される。ブルックナーは音の大伽藍だが、マーラーは音の大博覧会もしくは納涼花火大会だ。ライブで見ると奏者が出たり、入ったりして忙しく、わちゃわちゃしている。激しい曲想の中にも一瞬時の進みが遅くなり、柔らかい光がさすような瞬間がおとづれる。こうゆう時にマーラーはいいよなあとしみじみ感じ入る。

 終盤の熱演に圧倒された。やっぱりこの曲のド・ラストはとんでもない破壊力がある。オケ・声楽・合唱が一丸となった音圧にさらされていると、「私は生きるために死ぬ そうお前は甦えるのだ」あたりから理性が吹っ飛んでしまう。

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大熱演だった。ライブに行ってみて良かった。この交響曲はやっぱりライブだ。ライブがはねた後の帰り道が気持ちよかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フランク〜天使の糧

 日常は、相変わらず、ドタバタとしている。スキマ時間に音楽を聴く。スマホでお手軽に聞くよりは、アンプに電源を入れて温めて、聴くのが良い。こう暑いと、蝉が鳴く中だと、大曲は手に伸びにくい。小編成でいく。家にたくさんあるCD群の中でも、定期的に手にとってしまうCDがある。今日はその定期的CDの中のひとつ、だいぶ前にNAXOSから出たHEAR MY PRAYERを聴いていた。

Hear My Prayer

パーセルメンデルスゾーンエルガーなどの賛歌が納められている。中でもモーツァルトのラウダテ・ドミウムは、定期的に無性に聞きたくなる。カナダの教会に響く、パイプオルガンとソプラノ、合唱、やさしい音色だ。

今日刺さったのは、フランクのパニス・アンジェリカス(天使の糧)という曲だ。

 

気づけば、パリ・オリンピックが迫っている。今年は、苦手意識があるフランス音楽でも聴いてみようか。

 

 

 

アンヌ・ケフェレックさん〜大阪フィル578回定期

 ピアニストのアンヌ ケフレックさんはバッハのアルバムを良く聴いていて、以前からライブに行きたいと思っていた。大阪フィルの定期公演に出るとのことで行ってきた。

 曲はモーツァルトのピアノ協奏曲第20番だ。暖かく腑に落ちる音色。私はこれは第2楽章が好み。なんとも平和な曲調が続くと思いきや、突然けたたましくなり、突き落とされそうになる。そうゆうところが好きなのであるが、ケフレックさんの演奏で堪能させていただいた。アンコールはヘンデル メヌエット ト短調(ケンプ編)だったが、こうゆうしっぽりした曲にケフェレックさんはハマっている。いつまでも聴いていたくなる演奏だった。

 休憩後はシベリウスのレンミンカイネンという、私にとっては馴染みのない曲であった。ほとんど予習もままならず、聴いたが、大フィルのオーケストラサウンドに酔いしれました。ブラボーでした。

おまけ

 久しぶりのフェスティバルホールだったなあ。いつもは梅田からダンジョン地下街を通って、地上に出てから渡辺橋を渡って行くが、今日は行楽日和であるし、淀屋橋から行ってみた。

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淀屋橋からフェス方面を見る。

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5月のこの時期は中之島のそこここで薔薇が咲いている。

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中之島の遊歩道からは、三井住友銀行の渋い建築が見える。かつての住友コンツェルンの本丸だったところだ。

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新緑のスクリーンの向こうに、フェスティバルタワーが見えて来た。

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タワーの足元に到着。フォーシーズンのホテルとレジデンスがいつのまにかできていたのだな。レジデンスの最上階は10億円とからしい。

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BCJのクリスマス・アルバム

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クリスマスということで、クリスマス・ソングを聴いて自分を鼓舞している。大抵この時期は年末進行で、皆が仕事をすっきりさせて休もうと考えている。タスクの押し合いへし合いもあって、結果的にこちらの仕事も立て込む。クリスマスの気分にもならないのだが、音楽でも聴いて自らを奮い立たせている。

 

Verbum caro factum est: A Christmas Greeting

今年は、Apple musicで上がって来たバッハ・コレギウム・ジャパンのクリスマス・アルバムを聴いていた。ザ・ファースト・ノエルを繰り返し聴いていた。以前、サントリーホール恒例のBCJによるヘンデルメサイアを聴いた時、アンコールがアカペラのザ・ファースト・ノエルで、とても印象に残った。あれが録音でないかとずっと思っていたのだ。今回このアルバムを聴いてようやく再会したおもいだ。

 

今日は糖分をとって、自分を奮い立たせるべく、クリスマス用のケーキを買いに行った。阪急中津駅にあるケーキ屋さんで、昔ながらのケーキ屋さんという感じでとても気に入っている。この辺りは昔ながらの街並みのすぐ先には、うめきたの再開発が絶賛進んでいる。中津はうめきた開発ができても、今の雰囲気が残って欲しいという思いはある。

 

 

 

 

バッハ〜無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番シャコンヌ

すっかり秋です。

今日は、久々にアンプを暖め、コンポでバッハのシャコンヌを聴いていました。

演奏は、イザベル・ファウストさん。

J.S. バッハ:無伴奏ソナタ&パルティータ集 (J.S.Bach: Sonatas & Partitas BWV 1004-1006 / Isabelle Faust (Vn))

いつも思うことながら、この曲は、進むにつれて、澄んでいく。

世界が澄んでいくと思いますね。