佐村河内守〜交響曲第1番HIROSHIMA


先週、NHKの番組でこの交響曲の特集をしていたのですが、最終のコーラルの演奏が流れるやいなや、・・・なんだこれは・・・。思いのぎゅううとつまったコーラルにしばし呆然として、見入ってしまいました。佐村河内守(さむらごうちまもる)さんの交響曲第1番。こんな交響曲が現代に、日本で生み出されるとは。今までクラシカル・ミュージックとは、かなり時代を隔てた作曲家の作品を指揮は誰で、オケはどこでとか、ああいぶし銀の音色とかいいながら聴くものと考えておりましたが、私の思い違いだったようです。
テレビでは最終コーラルを繰り返し流していた。作曲者の佐村河内さんの壮絶な生き様、原爆犠牲者への祈り、昔いった原爆資料館のこと、震災から時を経ずに録音されたこと、震災からの復興途上にあること、いろいろ考えてしまいます。月並みな私は考えを言葉にするのがなかなかできないです。が、タワレコに走ることはできます。

タワレコは売り切れでした。そのときは。が、iTunesでDL。80分にも及ぶ大曲なので、聴き込んでいるところですが、最終のコーラルは素晴らしい。1日の終わりについついコーラルを聴いてしまいます。佐村河内さんが闇の中でつかんだ音、この曲は歴史に残るんじゃないかとか思いましたが、そんな野暮なことは言ってはいけませんね。今、生きている者の糧となるコーラルだと思っています。

動画は盤宣ですが、日本コロムビアさんの動画より。