ブラームス〜交響曲第1番


難波タワーで、何気なしに音盤を見ていたら、お客さん名盤でっせ〜という声が聞こえてきた。いや、幻聴です。フルトヴェングラーのブラ1、北ドイツ放送交響楽団、1951年。この時代の録音にしてはとても生々しい音です。最初にハイドンの主題による変奏曲が入っていたのだけれど、これはイイ曲ですね。今までもたびたび聴いていたのですが、良さに気づいていなかったような気がする。冒頭の主題が流れてきたとたんに、気がぼーっとなる。穏やかな曲調落ち着きます。最後の終曲は、夕暮れをも連想させる。主題がよりゴージャスになって曲を締めくくります。
で、ブラ1です。このシンフォニーは第1楽章と第4楽章がド派手だけど、個人的には第2楽章アンダンテ・ソスヌテートのしみじみした感じがとっても好みです。バイオリン・ソロが陶酔だなあ。フルヴェンさん、すごみのある音楽を造るというよりは、丁寧に音楽の流れを作っているような感じがして好感が持てる。第4楽章は・・・やっぱいいですねえ。この主題はとっても好きです。動画もこれにしよ。貼らせて下さい。この盤ですが、タワレコ企画の1枚。梅田大阪マルビル店のリニューアル記念の限定生産らしい。改修工事完了にて、盤をリリースするとはさすがタワー。そういえばバブルのころはまだあちらのレコード屋さんはあまり無くて、大阪のタワーと言えば、マルビルだったなあ。私はキタの方にはあまり行かなかったのでマルビルはあまり行かなかった。私は心斎橋のhmvによく行ってたけど、あと難波ジュンク堂の地下にあったam2:00までやってたレコード屋とか。あとは日本橋のワルツ堂かな。ワルツ堂ほんと良かったのにな。よく行ってたお気に入りのレコード屋さんは、なくなってしまいました。マルビル久しぶりに行ってみよかなと思っております。