ブラームスの交響曲第4番、言わずと知れた名盤、カルロス・クライバー指揮、ウィーンフィルのディスクを聴いた。
たいぶん前に、大阪の梅田か日本橋の中古レコード屋さんで手にいれて、
なぜかあまり聴いていなかった。
今日は久しぶりにレコードでも、聴くかあ、と思って、LPをターンテーブルに乗せて、針を落とすと、すっとブラームスの世界に引き込まれた。
自分のオーディオ・システムはそれほどゴージャスなものじゃないけど、
LPで聴くブラームスの交響曲、弦は柔らかく、木管はとろけるように響く、
これはいいもんだなあと思った。
第2楽章を聴いていると、ふとたち止まって、自分の奥底を覗き込むような気分になってしまう。
あまりに素晴らしく、直立不動で40分聴き通してしまった。
後日、Apple Musicから聞いたが、データ配信よりLPの方が好みであった。
私は質量のあるメディアを求めているようだ。
近頃は、ブログに書くようなネタが少なく、たんたんと生活している感じであったが、
クラ聴きをしていれば、なんでもない日が、ブラームスを聴いて特別な日になることもある。
平成最後のクラ音楽聴きを何か書きたいけれど、何にしようか考える日々。