京都府立植物園

4月の下旬に京都府立植物園に行った。

広大な面積を誇る植物園で、なかなか見ごたえがあった。

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 賀茂川の横に位置する植物園で、この辺りは古代に賀茂氏が根を張っていたところだ。歴史の古い神社も半木(なからぎ)神社も園内にある。桜の時期は過ぎ去り、園内は新緑が綺麗だった。メタセコイヤの幹は形が面白い。

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 温室に行くと、いろいろな花が咲いていた。写真はフクサスと言われる花で、ちょっと下から見上げるとスカートをはいた人が躍っているように見える。

 ウトリクラリアという極小の花を咲かす植物があった。花はウサギに見えるらしいが、じっと目を凝らすと、見えないことはない。コーヒー、パパイヤ、マンゴーなどの植物があったが、カカオがインパクトがあった。木の幹にボコッと、こんな果実がついているんですね。

 高原のゾーンに入ると急に涼しくなり、ほっとする。白い可憐な花は、スノーキャップと言われる植物だ。温室は派手な花が多いので、このような可憐な花をみるとほっとする。赤い唇の様な花は、ホットリップスとも言われるサイコトリア・ペピギアナだ。キングダムの王騎の唇のようだ。

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 植物園を見た後は、どこかに行こうかと思ったが、色々見ていたら思っていたより時間がかかる。ゆったり見ていたら、1日はすぐたちそうだ。ここは、再入場できるので助かる。お腹も空いたので、いったん外に出て、民家をリノベーションしたビストロでランチをいただいた。食後は、賀茂川沿いのなからぎの道で腹ごなしだ。ここの風景は昔にタイムスリップした様な気もして、ゆったりして落ち着いた気持ちになれる。この周辺のレストランは、ここでピクニックするために、洒落たランチセットを出してくれることもあるみたいだ。

 思えば、植物園のある北山エリアは、磯崎新が設計した京都コンサートホールがあるので、昼間に植物園を楽しんで、夕方から京響のライブなんていうのもいいかもしれない。新しいシアターが整備されるという話もあるので、芸術関係はますます強くなりそうだ。

パンを買いに北山通りを歩いていた時に、ビルの階段の手すり壁にリアルなシャケのオブジェが貼り付いていた。これは、なんなんだろう。