バッハ〜教会カンタータ第139番

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バッハ イズ グレイト。

8月頃は口に出しにくかったこの一言がようやく言えるようになって来た。

聖トーマス教会で働いていたバッハ イズ グレイトと声高らかに言える。

200曲にものぼるバッハのカンタータの森。

厳粛なコーラルやチャーミングなアリアなど目白押しで、音楽の玉手箱と言われているのも頷ける。曲数も膨大すぎて、私も全貌をつかめていない。常にカンタータを聴いている訳じゃないけど、ときどき無性に聴きたくなる。 

 

 

何気なく、Apple Musicから聞いていたら、また、ひとつお気に入りの1曲を見つけてしまった。教会カンタータ第139番、ミュンヘンバッハ管弦楽団合唱団のアルヒーフ盤を聴いていた。そして、カール・リヒターのゆるぎない指揮は安心感がある。

何が気に入ったって、第1曲コーラル「幸いなるかな、おのが御神に」の幸福感。

1724年11月12日の日曜日、ライプツィヒの聖トーマス教会に訪れる人々。

休日に穏やかな顔でお互いに挨拶をかわし、バッハがおそらくぎりぎりに仕上げた曲でリハーサルもそこそこにミサが始まる。その時代の演奏は現代のような情報化社会ではないから洗練されたものではなかったのではないか。しかし、139番のコーラルは、教会に訪れたひとを一時の幸福感に浸らせたのではないか。そんなことを考えてしまう.

 

歌詞は神イズグレイトという感じだった。