バッハ333回目の誕生日〜2つのヴァイオリンのための協奏曲

今日、2018年3月31日はバッハの333回目の誕生日なのだそうだ。

クラシック音楽でどの作曲家が好きかと聞かれたら、バッハと答える。

バッハの音楽って、、、

シンプルな旋律、でもはっとさせられる音楽。

 まるで、情景が見えてきそうな旋律。

飽きない、スルメのように何回噛んでもイイ。

しかも曲数が多い、カンタータだけでも200曲。全部で1000曲以上。全曲制覇は難しくとにかく生きている間は、新鮮な気持ちでリスニングできそうだ。

尊敬する建築家ルイス・カーンがこよなくバッハを愛し、ピアノを弾いていた。

地球外の知的生命体が聴いても、これはいいと思ってくれるんじゃないか。

など、いろいろあるが、一番大きいのは自分にとって支えてくれた音楽であること。

自分にとっての応援歌なのです。

マッキーのどんなときもです。

たとえ、精神的に立ち直れないときがきても、バッハの平均律クラーヴィアなら聴けると思うのです。

 

3月の終わりは、マタイ受難曲を聴いていることが多いのだが、今日は私の好きなコンチェルト、2台のヴァイオリンのための協奏曲を聴いてみた。

昔、あれほど面白くないと思っていたクラシック音楽に興味が出て、ベトベンのシンフォニーをひととおり聴いた頃、仕事の終わりに難波のタワーに定期的チェックに行ったときに、ヒラリー・ハーンさんのバッハ・ヴァイオリン協奏曲集が発売されていた。

バッハ:ヴァイオリン協奏曲集

すぐに2つのヴァイオリンのための協奏曲(通称ダブコン)が気に入った。特に第2楽章に陶酔し、ディスクを擦り切れるまで、、、レーザー照射した。

Bach: Double & Triple Concertos

 ガット弦の古楽器の方々の演奏も切れ味鋭くていい。レイチェル・ポッジャーさん。


Bach - Double Violin Concerto (part two)

この動画もよく見ていた。擦り切れるほど。マンゼさんとポッジャーさんの演奏。プロムス。

 

これも、昔の話。鳥取を旅行していたときのこと。

高松伸設計の植田正治写真美術館をみた。

その中にシアターがあった。

平日にひとりできていた私は、シアターにはいってもひとりだった。

植田正治の写真がスクリーンに大きく映し出され、

このバッハのダブコン第2楽章がかかった。

これが猛烈にはまった。

しばらく、恍惚の表情を浮かべ、聴いていた。

 

と、まあ、思い出深い曲なのです。