そつなく、こなす、ハイドン・クオリティ

昨日、NHKドラマ「7つの会議」を見て、サラリーマンはたいへんだなあと思った。いや私もサラリーマンなんだけど、設計事務所なんて、大企業から見れば吹けば飛ぶような小所帯で、派閥争いとか部署間の相克とかやってるエネルギーはない。作曲家がサラリーマンやったら、どんな感じになるか考えてみた。フェリックス・メンデルスゾーンなんて、いいんじゃないだろうか。育ちが良くて、優雅で、性格良さそうで、じじごろし、大口の顧客つかまえてきそうである。モーツァルトは、打合せの席で突然「うんこ」とか言いそうでちょっと苦しいか(あくまでイメージです)。ベートベンは、自意識過剰で気難しそう、それ以前に取引先の印象は清潔が大事なので、君髪洗いなさい髪切って来なさいって上司に言われそうかな(あくまでイメージ)。シューマンは精神的に大変なので・・・(イメージ)。ブラームスは、結構いけるんじゃないだろうか。我慢ができる男だし、交響曲書くのに20年かかったあきらめない男である。ブラームスがダブル・スーツに身を包み、役員室に入っていく姿は容易に想像できる(イメジ)。ワーグナーは難物だ。巨額の赤字を出しておきながら、平然とし、上司に「テメーこの赤字どーするんだよ」と言われていても、頭の中では天下無双のワルハラ城を構想している(イメージ)。ブルックナーは余韻に浸ってそうなので、わんわん浸ってそうなので、ちと苦しいか。ソレ以前にロリ○○はあきまへん、現代ではレッドカード、即退場です(あくまでイメージ)。ブリテンはめちゃくちゃ出来そう、かつ、自分がなっとく出来ないときは、ためらわずノーといいそう。部下がその姿を見て尊敬しそう。男性パートナーも優秀だし(イメージ)。バーンスタインはガード下の赤提灯で酔っぱらってそう(イメジ)。
勝手な事ばかり言って、気を悪くしたらごめんなさい。とここまで書いて、希有な存在を思い出しました。フランツ・ヨーゼフ・ハイドンさんです。良質な作品を量産。常に期待を裏切らないハイドン・クオリティ。この期待を裏切らないってところが、ビジネスで重要なところです。もっとハイドン聴かなきゃと思てしまいました。
チャーミングなヴァイオリン協奏曲第1番第2楽章。