ブラームス〜雨の歌

雪の女王と夜の女王はどちらが無害なのか考えていますが、皆さんいかがおすごしでしょうか。私と言えばクラヲタ・ライフはちょっと停滞ぎみ。とは言うものの、朝の寝ぼけた時間にはバッハの平均律クラーヴィアやら無伴奏バヨリンのうんたらかんたらを聴いております。

最近はブラームスのヴァイオリン・ソナタ第1番、通称「雨の歌」を電車に揺られながら聴いていることが多かったかな。季節がら、こうゆう曲を求めてしまうのでしょうか。・・・といってもよく考えると、この曲は蒸し暑くて不快な日本の梅雨には合わないんじゃないかな。どちらかといえば秋の長雨にしっくりとくるんじゃないかな。ブラームスは秋とか晩秋に真価を発揮するやつだもんな。でも、強い日差しに目を細めながらもブラームスを聴いていたのは、久しぶりに聴いたブラームスの3曲のヴァイオリン・ソナタがとっても素晴らしかったから。特に第1番の第1楽章なんて、雰囲気ありすぎで古いヨーロッパの映画に使われていても全く違和感ないんじゃないでしょうか。電車に揺られながら聴いてたのは、スークのバヨリンです。外れ無し
のデッカレジェンド盤であります。さらになぜか動画サイトでも聴いてしまう訳です。聴いてましたのはデュメイ・ピリスの演奏ですね。なんだか素晴らしくてまぢ聴きしてしまいました。デュメイさんと言うと関西フィルでおなじみなんで、関西では指揮者のイメージもあるんですが、この演奏のヴァイオリンがとっても情感豊かで、景色が見えてきそうです。