ビル・エヴァンズ〜TIME REMEMBERD

去年の話だが、

ビル・エバンズのドキュメンタリー映画が公開されていたので、

梅田スカイビルのシネ・リーブル見に行った。

 

その頃のスカイビルは、今では信じられないが、中国からの観光客が大挙押し寄せていて、原広司がデザインした空中庭園の展望台に登っていたなあ。

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私はビル・エバンズのワルツフォーデビィやアンダーカーレントのLPをたまに聞くくらいのライト・リスナーである。薄暮くらいの時間に、真空管ハイブリットアンプを温め、ターンテーブルに針を落とし聴くと、気持ちいいのだ。この2つのアルバムはジャケ写も極めて美しいと思う。LPは面倒くさいとか音質がとか、いろいろ意見はあるが、この2枚のアルバムは、でかいジャケットを眺めながら、聴いていたいと思う。

あの独特の耽美的な世界はどうなって出来上がったのか興味があった。

Time Remembered

2枚目のアルバム、エブリバディ・ディッグス・ビル・エヴァンズ(皆エヴァンズを掘る!)で、ワールドが開花した。らしい。。。ビース・ビースという曲に焦点を当てていた。すでにエヴァンズワールド全開である。なるほどこれは、薄暮か夜明けか「うつろい」みたいなものを感じる音楽だ。浸っていたい音楽である。

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ビルエヴァンズといえばドラッグにおぼれるというイメージがある。私は後期にドラッグに溺れていたのではと思い込んでいたが、すでに初期の時期からひどいジャンキーだったようだ。スコット・ラファロから鏡を見ろびどい顔だとなじられたり、40分毎にヘロインを打っていたらしい。40分に1本って、死ぬんじゃないか。しかし、ライブの前、エヴァンズはどんなにだめだめな状態でも、ヘロインを打ってステージに上がっていったそうだ。

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そういえば、映画にいった時期は、去年の七夕の前だった。グランフロントでエヴァンゲリオンの冒頭部を公開していて、人が集まっていた。映画も見たいが、昨今の状況を見るといろいろ考える。ペンタックス67が活躍しそうな浅田家とか、土方歳三がかっこよすぎる「燃えよ剣」など興味があるが、まあ、状況見て考えます。