デヴィッド・ボウイ カレー丼 山鉾巡行
デヴィット・ボウイが京都で過ごした1日を撮った写真展を見てきた。
ボウイさんは、時々ジギースターダストを聴くぐらいだけど、アルバムのRock'N'Roll Suicideとか強烈に好きである。以前、阪急電車の前でポーズを決めるボウイさんの写真を知ってから、京都での写真が気になっていた。
京都では、ボウイが住んでいた家の表札を見たとか、喫茶店で英語の宿題をヘルプしたもらった女の子がいるらしいとか、マユツバな話は色々あるようだ。しかし、そんな話が出てくるのも1980年の3月29日のボウイの写真があまりにもリラックスした自然な感じで、商店街に画材屋に阪急改札に電話ボックスにボウイが溶け込んでいたからなのでは。
と考えている。
展覧会を後にして、腹こしらえ。
新幹線八条口間近のアルティで原了郭のカレー丼を食べる。原了郭の黒七味に最近はまっていて、お店でも味わいたいと思ったのです。お味は、色々なスパイスが絡み合って美味しいです。辛いのが苦手な人は、マイルド味があるので、そちらがいいかも。
さてさて、1992年にデヴィッド・ボウイも新婚旅行で楽しんだという祇園祭りを見に行く。今日は山鉾巡行の日。3年ぶりの山鉾巡行。
しかし、四条に着いたのは午後、多くの山鉾はドッキングステーションから旅立った後。。
と思っていたらやってきた。
長刀鉾が帰って来た。長刀はやっぱり、高いですね。警察官の方、お疲れ様です。
重そうです。
山鉾は動く時、ぎしぎし言う。それも結構大きい音で。ベアリング技術の恩恵を受けている現代人から見たら、結構驚きだ。
屋根の上、怖そー。
最終的にドッキングステーションに帰り着き、拍手散会。お疲れ様でした。
最近、聴いた曲。今日はやっぱりこれ。
デヴィッド・ボウイのヒーローズ。
京都での写真を撮った鋤田さんは、このジャケットも撮ったので。
写真展でも、スクエアフォーマットのコンタクトプリントを引き伸ばした展示があった。
ローライ35Sであれこれ撮る2
ローライ35Sで撮ったモノクロフィルムの現像が上がってきた。
ISO400のイルフォードHP5で撮った。
長らく使ってきたコダックのTriXは高騰により、今後使うことはないだろう。
夜景からスタートした。露出はiPhoneのアプリで時々測り、あとはテキトーで。
写っていないショットはひとつもなく、ネガフィルムのラチュードのおおらかさに助けられた。
道頓堀にて。人出も少しづつ戻ってきている感じだ。
電飾の派手さでは、ニューヨークのタイムズスクエアの方がすごかったりするが、道頓堀が唯一無二なところは、電飾看板が水面に写ってゆらめくところだろう。
御堂筋を北上する。
大阪から出港する船が帆を張ったデザインとのことだ。綺麗だが、日本は電力逼迫が問題になってきてる。電飾的な綺麗さは見直す時かもしれない。
建築設計者の青木淳さんは、講演会で氏が撮ったと思われる写真を写していたが、フィルムで撮ったのか?と思う写真で、設計や工事中のスタッフも写しているいい雰囲気の写真だった。
場所は変わって、昼間の三宮。昼間にレンズを絞って撮るとよく写る。
三宮は業務中心地区に六甲山系の山肌がぶち当たっているのがいいですね。都市の真ん中にいながら季節を感じる。安倍さんは、先週木曜日に応援演説し、サラリーマンの時は、週末に加古川から三宮に遊びにくるのが楽しみだったと言っていたそうです。合掌。
さんちかでゆるキャラ準備中。
場所は変わって夕刻。ローライ35sの場合は、とたんにピント合わせが難しくなる。紫陽花に合わせたつもりだったが、ぜんぜん合っていない。
夜の帳が下りてくる中で、ピント合わせがさらに厳しい。
これは合った。見てます。
結果は、予想していた通り、ちっちゃいボディでちゃんと写るということだった。
新しく手に入れたカメラは評価が甘めになりがちだが、
このローライ35Sはどうだろう。
縦横の大きさはスマホより小さくコンパクト。
カバンに忍ばせて、どこにでも持っていける。
絞れば、シャープでよく写る。
欠点はピントが目測というそれだけだ。
それだけ、我慢できれば、有用なカメラだと思う。
中津〜モロッコ料理
大阪の業務中心地区である梅田から、1駅離れたところは面白い場所が多い。西に1駅行けば福島で、美味しいお店も多く、私にとっては何よりザ・シンフォニーホールが鎮座するところだ。東に1駅行けば中崎町。昔ながらの木造建築が多く、リノベーションされてオサレなカフェや美容室などが多い。
そして北に行けば中津である。グランフロント2期も絶賛工事中で、昭和と未来都市が共存したような不思議な雰囲気となっている。今回、中津のモロッコ料理店にランチを食べに行った。行ったのはル・マラケッシュというお店だ。
スープとサラダがまず出てくる。スープはスパイスが効いているけど、優しいお味。
そしてメインのタジンとライス又はパンが出てくる。タジンもスパイスが効いているけど、優しいお味。このスパイスフルで優しいというところが気に入りました。またくると思います。
食後は気さくなモロッコ人のマスターがミントティーを入れてくれました。こうゆうのは慣れてないのでテンションが上がります。
暑いミントティー。いいですね。暑いこの時期でもスッとします。
スイーツを追加。アーモンドのお菓子、デーツのお菓子、ココナッツのお菓子。欲張り過ぎた。
モロッコに興味を持ったのは、3年前にスペインのアンダルシア地方に行ったときに、地中海を見下ろし、あの向こうはモロッコなんだなあと思ってからだと思う。行った時はカスっていて対岸の大陸は見えなかったが。
最近聴いた音楽
キャサリン・ジェンキンズさんのアルバム
ヴェルディの「行け、わが思いよ、黄金の翼に乗って」がいいです。
ブルッフ〜ヴァイオリン協奏曲
梅田スカイビルにある、庭園の紫陽花が私好みの色で、しばし眺めていた。しかし、こんな額の細かい紫陽花もあったんですね。
さて、最近中古で手に入れたレコードで音楽を聴いている。夏になりセミが泣き出すと、どうも私はクラシック音楽が楽しめないので、それまでにがっつり楽しんでおこう。中古レコードは、このレコードを回して、聴き入っていた人がいたんだと思うだけで、ロマンを感じる。
最近、よく回すのはブルッフのバイオリン協奏曲第1番。Vnチョン・キョンファ、ケンぺ指揮、ロイヤルフィルハーモニー。レコードを手に入れた時は、特になんとも思わなかったが、後で気になりよく聴いている。村上春樹のクラシック・レコードの本でも書いていたと思うが、だんだんとお気に入りになるのは、レコードあるあるだろうか。
村野藤吾〜宝塚市役所
久しぶりに村野藤吾が設計した宝塚市役所を訪れる機会があった。
何年振りかの往訪だった。
それにしても、プロポーションの端正さ。
最近はプロポーションに打たれるような建築は少ない。
ブルネレスキ、アルベルティ、ミケランジェロ・・・・その頃は、プロポーションが重要だったと思うのだけれど。
武庫川を望む外部空間も心地いい。
村野藤吾は、建具の魔術師。
こんな手の込んだ建具なかなか見れない。プロポーションといい、職人技の造り込みといい。
一番上部の排煙窓も開け放たれているところがあり、日々大切に使っているのだなあと考えさせられる。
内部のホールも好きだったのだが、改修されて、残念な感じになっている。
宝塚には、あと村野藤吾設計のカトリック教会があったな、早く見に行かねば。
過去記事
村野藤吾は建築の巨人だ。
大体、モダニズム建築と、日本伝統の数奇屋建築を同時進行で設計する。なんて、イズムが骨に染みている欧米の建築家からすると考えられない。驚愕だろう。いや迎賓館改修など西洋伝統建築までいける。時に日生劇場であこや貝を散らし、歌舞伎座で唐破風をつなげて、連続唐破風にしてしまう、感性の爆発があった。
唐津で生まれ、早稲田で学び、宝塚で長年暮らした村野藤吾は1984年宝塚で生を終えた。享年93歳。死の前日までバリバリの現役だった。
最近聴いた曲。
竹内まりやさんのプラスティック・ラブ。以前タワーで、アナログ盤を見かけて、素敵なジャケットと思い、聴いてみました。
ワーグナー〜リング
今週のお題「夏物出し」
夏物の用意としては、長年着てよれよれになってるグレーのポケT、パラブーツのデッキシューズ、白靴下ぐらい。
さて、クラシック音楽のテレビとして、清塚さんの番組をよくみているのだけれど、この間はワーグナーの特集だった。清塚さん曰く、ワーグナーは自我の塊。同意。
以前、岩波文庫からでていたワーグナーさんの自伝を読んだが、ワーグナーさんはしばらく作曲をしていない時期があって、久しぶりに作曲する時、果たして自分は曲が書けるのか恐かった。しかし、紙にペンを入れるや否や、書ける。書けるぞ。うお、俺ってすげー。うおおおお、俺って天才。となったそうな。こんなことを自伝に書いてしまうので、とんでもない自信家です。
テレビに沼尻さんが出演されてた。びわ湖ホールのトリスタンとイゾルデの愛の死が出てきて、胸熱だったな。
バイロイドの劇場の1/50スケールの模型は分かりやすい。私はたまに自治体さんに営業に行くこともあるけど、ある時芸術文化の部署にいって話していた時のこと。担当者が劇場のことを喋っているけど、これはどう考えてもバイロイドだろってことがあった。あ、それバイロイドですよねっとはいわなかった。こういう時は相手に気持ちよく喋っていただくのが一番かと。
リングの難点はやはり、15時間と長いことで、聴く時間がないのでハイライト盤を手に取ることが多い。ワグネリアンからしたら考えられない、怠惰、反革命分子なんだろうが。ショルティ指揮、ウィーンフィルの歴史的録音を2枚にまとめたCDを聴いている。これは、東京に長期出張していた時に、手元にまったくCDがない時に、有楽町のhmvで買い求めた数枚のCDの中の一つ。CDウォークマンとBOSE M3というミニマムなシステムで良く聴いていた1枚です。久しぶりに聴いたら、胸熱になった。
ブラームス〜ハイドンの主題による変奏曲
大阪の業務中心地区の梅田であるが、梅田のランドマークといえば、大阪マルビルと写真に上げている赤い観覧車。そういえば、大阪マルビルの方は、先日解体・建て替えが発表された。
大阪駅に降りた時に必ず見えるマルビル。まだ、大阪駅前の高層ビルがあまりなかった頃から、決然と建っておりました。大阪駅から見えるその姿は、まさにタワー。そして、マルビルの足元にはタワーレコード。大阪のタワーレコードといえば、ここという人も多かったのではないか。
さて、そんなタワーのマルビルの周りは高層ビルで溢れ、お膝下にあるタワーレコードも閉店となって、茶屋町のnu店に統合されることになった。
さてさて、今週は、ブラームスのハイドンの主題による変奏曲を聴いていることが多かったです。なんとも平和な曲調が気分にあった。同じような曲調でも、なかなか感動的に締めくくられる。クルト・ザンデルリング指揮シュターツカペレ・ドレスデンの滋味溢れる演奏で。ググって分かったんだけど、ザンデルリングさんは引退演奏会でこの曲を指揮したようだ。なんでこの曲を選んだんだろうか。
そういえば、昔、息子ザンデルリングさんの指揮するブラームス・チクルスを聴きに行ったな。確か、シンフォニーホールだった。