ニコン New FM２
はてなインターネット文学賞「記憶に残っている、あの日」
お題は記憶に残っているあの日ですか。。。
なんばのキタムラに、ニコンFM2を買いに行ったときですかね。
あと日本橋のトキワカメラでコニカヘキサーを買った時とか、ステレオカメラでライカM4をポチしたときとか。
全部カメラですね。
ニコンからFM2をオマージュしたミラーレスが出たとのことで、すこし驚いた。
Z fc - 概要 | ミラーレスカメラ | ニコンイメージング (nikon-image.com)
オマージュなら、クールさならF3とか、かわいらしさならEMとか他に対象はあると思うのだが。昔は写真学生が多く使っていたという、スタンダードなカメラということで選ばれたのだろうか。
FM2を所有している者としては今回のオマージュは悪い気はしない。
FM2は所有しているというよりは、今も使っている。
ライカM4を手に入れた時、手放そうと思ったが、床にごろんと置いた姿を見たら、手放せなくなった。フィルムはくそ高いけど。
完全機械式で電池がなくても使うことができる。電気制御は露出計のみ。1/4000のシャッターを切ることができ、夏の日中でもぼけのある写真を撮ることができる。25年使ったが１度も故障せず、元気に作動している。10年ぶりぐらいに使った時に、以前入れていた電池で露出計が作動した。なぜか中古市場ではF3より高い値段がつけられている。まさに必要にして十分な機能を備えている質実剛健なカメラだ。
とにかくシャッタースピードダイヤルや絞りリングでカチカチと露出を設定するのが心地よい。シャッター音は高級機ではないのでうっとりするものではない。フィルムマニュアルカメラの醍醐味はフィルム巻き上げレバーと思っている。シャッターを切り、フィルムを巻き上げる。撮影するときの呼吸、リズムになる。連写はきつい、というかできない。
ニッコールの単焦点レンズ群。光をともすレンズを眺めるのはいいものだ。女性は宝石の輝きにうっとりするのだろうが、男はレンズのコーティングに映る光でだろうか。公園に行ってベンチに座って、カメラをおくと、レンズに木漏れ日が映り、眺めてしまう。あれはいいものだ。なにやってんだか。。だが。
AF Ai Nikkor 20mm f2.8
今年も桜の季節から梅雨にかけて、長い時間をかけて１パトローネ３６枚を撮った。このゆるく、がんがん撮らないところが、フィルムのいいところかと。実際は撮りたくてもフィルムが高いので撮れないんだが。最近は広角レンズで接写でぼかすというのが好みである。
フィルムがもう少し安いといいんだが。
