a rose is a rose is a rose 中之島のバラ園
a rose is a rose is a rose
という詩を書いた人が出てくる映画を昔見た。
これは面白かった。タイムスリップものだが、戦車小隊やイージス艦など物騒なものはタイムスリップしない。ヘミングウエイに憧れる物書きが、ヘミングウエイがパリに暮らしていた時代にタイムスリップするという、いたって平和なものだ。
今頃、現像を受け取りに行ってきた。
今、フィルム写真に凝っているので、Nikonの機械式一眼レフにフジのカラーネガを詰めて行ってきた。レンズは、超広角の20mmミリ。超広角だと、花だけではなく、まわりの人や風景も写り込んでしまうけど、まあそうゆうのもいいかなと思った。
Nikon new FM2+AI AF Nikkor 20mm f2.8
自分でも意外だったけど、大輪のバラより、小ぶりなバラが気に入った。
例えばこうゆう。野に咲くバラという感じがする。
また、秋に咲くそうなので、行ってみよう。
Nikon new FM2+Micro Nikkor 55mm f2.8
芽も力強くてなかなかいい。
仁徳天皇陵
所用で堺東へ。堺市役所21階に行ってきた。
ここは、休日でも入ることができる。私が行った時は、観光バスが横付けされて、韓国人の観光客がいっぱいであった。
ここに来たら、仁徳天皇陵を見なければ。最近は教科書で違う名称で言われているらしいが、堺市役所は「仁徳天皇陵」押しだし、なじみがあるので、ここでは、仁徳天皇陵で通す。
でかい。圧倒的な緑の塊。古代にこんな巨大なものを作るとは、恐れ入りました。ほとんど山です。背後に控える葛城山系と比べても緑のボリュームは遜色なく、恐れ入りました。
葛城山系のふもとや古墳が点在している風景を見ていると、たしかに建物は現代の風景なれど、古代にタイムスリップする感じがして不思議な気分だ。この地に確かに王権があったんだなと感じられる。
今度は、展望階の北側から、大阪市 方面を望む。はるか遠くに梅田のビル郡が見える。建物、建物が見えるばかりで、緑が全然見えない。古代のころは見えている範囲は海のところも多かったのではないか。中世の頃は、堺は国際貿易港で、大坂は石山本願寺の門前町。堺の方が、都会だったんだろう。
梅雨前に京都に行ってきた
うっとうしい梅雨の始まる前に、京都に行ってきた。
まずは岡崎の行列のできるうどん屋さんで腹ごしらえ。
- ジャンル:うどん
- 住所: 京都市左京区岡崎南御所町34
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- (写真提供:うまうましー)
Sony NEX7+Carl Zeiss Sonnar 24mm f1.8
私は辛いうどん、妻は写真に載せているかけうどんと鳥天のセットを頂いた。
かなりのボリュームで、たべても食べても、そこの方からうどんが出てくる。
店の人のサービスも行き届いていて、とても気持ち良く頂いた。
岡崎といえば、美術館も多いし、くらヲタの聖地ロームシアターもある。近くに南禅寺などの観光名所も多いし、哲学の道を北上しても良い。
しかし、今回の目的地は動物園。
ここの動物園は、最近リニューアルされて、関西の情報番組で良く取り上げられているし、最近鳥好き(見るのも食べるのも好き)なので来たかったのだ。レンズを標準ズームに付け替えて、動物園に突撃。
BIRDER(バーダー)2015年9月号 完全保存版「フクロウ類 大全」
- 作者: BIRDER編集部
- 出版社/メーカー: 文一総合出版
- 発売日: 2015/08/17
- メディア: 雑誌
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私は、最近はやりのフクロウが見たい。
行った日は土曜日だったが、混んでなく快適だった。外国から来られる観光客もさすがにここでは少ない感じだった。これは、キリンを見ることができる2階デッキからの眺めだが、東山が一望できて気持ち良い。レトロな観覧車がなんともいい味だしてる。
ワシミミズク発見。思っていたよりでかい。恐らく、ユーラシア・ワシミミズクか?しかし、昼間はメローなモードだ。完全に寝ている。仕方がない。
こちらは、起きていた。しろフクロウ。体が真っ白なので、オス。
たしか、夏はシベリアのツンドラ地帯にいて、何千キロも移動する。(前にドキュメンタリーで見た。)
こちらのゲージの前には、JKの人だかりができて、JKからかわいい、かわいいと連発であった。やはり魔法使い映画で有名な鳥は人気が違う。
タンチョウはやはり、姿・形が美しい。恐らく抱卵中のメスをほったらかしにして、オスは他のツルと壁越しにつつき合いをしている。
ハヤブサは猛禽類なれど、目がくりくりしていて、結構好き。ここのハヤブサは餌台に肉が置かれていても、我関せず、悠然としていた。満たされたハヤブサ・・・
鳥だけでなく、一般的なけものも見たのである。ここの人気はトラだ。起きている時は、獰猛だったが、ご飯を食べてからお眠になったようだ。図体はでかくて、恐ろしいが、お眠になると仕草はその辺にいる猫そのもので、なかなかかわいい。
動物園は入場料がとてもお得に感じるほど楽しめた。出た後、特にあてもなく四条の方にやってきた。レンズは単焦点のゾナーに替える。
この日もやっぱり人が多い。ずらっと、人が並んでいる。
鴨川だけにカモがいる。後でゴイサギ、アオサギ、コサギも飛来。なかなかの鳥ワールドだ。ブラタモリで見たが、昔の鴨川はずっと川幅が広かったそうだ。川幅はいまぐらいの方が、対岸の人の様子が分かっていい感じだ。長い時間ぼおっとした後、ブラタモリでやっていた祇園の街に行ってみた。
祇園に来たら、すごい人出だった。祇園にエルメス?祇園にはライカの店もあるし、こうゆう、ラグジャリーな店も増えてくるのだろうか。
寺院にかぼちゃ?
舞妓はん発見!京都に何回も来ているが初めて見た。ほんまもんはオーラが違う。
まわりにいる、たくさんの外国人観光客の方も、ええもんみさせていただいたわあ、という雰囲気だった。
これ、意識せず撮ったけど、流しとりみたいになっている。
さて、祇園を後にすると、空がとてもいい感じになっておりました。
京都は何度もきているけど、来るたびに何かの発見がある。
音楽は相変わらず聞いている。と、いうか聞いていないとやってられない。
フォーレ バイオリンソナタ。マーラー交響曲第2番 ブーレーズ指揮・ウィーンフィル。久しぶりにマーラーを聴いたが、とてもいい。
ムクドリは巣立ち、カラスの子は地上におちる。
今年も家の近くで、ムクドリが巣をつくり、子が巣立っていった。
冬からムクドリのペアが良く家の近くに来て、ぎゅるぎゅる鳴いていたので、今年も巣を作るのかなと思っていたらそうなった。
卵からヒナがかえり、最初はぴーぴーとか細い鳴き声だった。
ちなみに巣は別敷地の使われていない建物の中にあるので、状況は聞こえてくる音で判断している。
そのうち、ヒナたちの鳴き声も、たくましく、うるさくなってくる。
親鳥の鳴き声も冬のぎゅるぎゅるではなく、ぎゃーぎゃーと怪獣のようになってくる。
はっきり言ってうるさい!
ムクドリというやつは、とにかく虫を大量に食べるので、昔は益鳥とされていたようだが、今は街路樹をねぐらにして、騒音と糞害で問題になっているという。
子育て終盤の親鳥たちの給餌ピッチは凄まじかった。
親鳥が飛んで行く方角から、あの公園に行っているのかなと想像したが、5分もたたずに戻ってくる。どれだけ、餌を見つけるスピードが速いんだろうかと思ってしまう。
子育ての最後、親鳥が隣の建物まで飛んで行って、巣にいるヒナに向かい、キーキーギャーギャーとどなり立てているのは、実にうるさかった!
たぶん、ヒナに向かって、「こら、おどれら、はよ飛ばんかい」とどなりつけているのだろう。そしてある朝、恐らく最後まで巣にいたヒナが、親鳥の激励を受けて飛び立っていく様を目撃してしまった。去年はちまちま飛ぶ練習をしていたが、今年は南の方角へ一気に飛んで行った。以来、ぜんぜん戻ってこない。
そのシーンを目撃して、まあ、素直に、感動しましたね。
BIRDER(バーダー)2016年7月号 スズメ・ムクドリ・ヒヨドリ
- 作者: BIRDER編集部
- 出版社/メーカー: 文一総合出版
- 発売日: 2016/06/16
- メディア: 雑誌
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私はバーダーか
身近にいる鳥として、カラスがいる。
この本を読んだが、面白かった。
ペアのカラスは縄張りを作るが、私の家はどうやらぐわあと鳴くハシボソ・カラスのペアの制圧下にあるようだ。
また、ある朝通勤途上の道にカラスがちょこんとおった。
人が頻繁に横を通るが、まったく御構い無しで、通行人を観察している。
私の方に向かって、ぐわあと鳴いた。
口の中が赤い。口の中は黒くないので、まだ子供だなと分かった。
本を読んだ成果が出た。
巣立ったものの、まだ飛べないので、地上にいるんだろうな。
その後、2日、通勤途上でカラスの子を目撃した。
植え込みのなかに潜って、首だけだしてきょろきょろしたり、
ひょうきんなやつである。
音楽は相変わらず聴いている。と、いうか音楽を聴いていないとやってられない。
フォーレのバイオリンソナタ、ブラームスのピアノトリオ、ブラームスの1番小沢征爾さんでなどなど。
金沢グルメ
正月明けに金沢に旅行に行った時、いろいろ食べてきた。
食べ物の感想に関してはボキャブラリーに乏しい私ではあるが、たべろぐ的な記事を書いてみる。
よそ者が金沢にきて、何か食べたいとなれば、まずは近江町市場だ。
海鮮丼狙いだ。何年か前金沢にきた時も、近江町市場に来て、海鮮丼を食べた。その後ラフォルジュルネに行って、ミッキーさん指揮のシューベルト冬の歌を聴いた。
andaantee.hatenablog.com
今回は近江町市場寿しというところに伺う。
- ジャンル:寿司
- 住所: 金沢市上近江町32-6
- このお店を含むブログを見る |
- (写真提供:花梨りん)
これは良かった。特にのどぐろと名前を忘れたがエビがたまらんかった。金箔まで乗ってって、フォトジェニックでもある。
海鮮の脂のあとは、揚げものの油を注入する。近江町市場で売っているコロッケがもう、たまらんレベルで美味しかった。たしか、甘エビコロッケを食べたはずだ。
次の日の朝、金沢駅のパン屋さんでパンとコーヒーを頂いた。写真のパンも美味しかったのだが、流石金沢というべきか、パンの上にも金箔が乗っている。
あと、さすが加賀百万石の城下町と思ったのは、街中を歩くと、やたらめったら和菓子屋さんが目につくことだ。こんなに和菓子屋さんがあって、やっていけるのだろうかと思ったけど、お茶・茶道が盛んで需要が多いのだろうか。金沢駅などで、いろいろ試食させていただいたが、個人的にはこの定番の柴舟がたまらん。ピリッと生姜の効いた味がたまらんです。
鈴木大拙記念館の瞑想の空間で、昼ごはんはどんなんにしようかと考えていた。街で日常的に愛されている定食がいいなと思い、片町の宇宙軒食堂にやってきた。店に入ると地元の方が定番の豚バラ定食をがつがつと頬張っていて、がぜん期待が高まる。オーダーは定番の豚バラ定食にした。これは意外とあっさりしているつけだれと豚肉の組み合わせがたまらん。たまらんのです。
最後を締めくくるのは、ソフトクリーム。ヤマト醤油味噌の醤油ソフトへ。
本店はちょっと遠いところにあるが、観光地のひがし茶屋街に直売所があってソフトクリームが食べれるので便利。醤油の風味とソフトの甘さが、寒空をも吹き消す美味しさでした。これも、やっぱりたまらん。
www.yamato-soysauce-miso.co.jp
とまあ、1泊2日でさんざん食べたのであるが、あ〜、またいつか同じものを食べたいなと思い、幸せな気分で金沢を出発することができた。
金沢の鈴木大拙記念館
正月明けに金沢に旅行に行ってきました。ブログ記事を書くのに大分時間が経ってしまった。観光名所に、美味しい食べ物、いろいろ満喫したけど、素晴らしい建築にも巡りあえた。感銘を受けたのは、谷口吉生設計の鈴木大拙館だ。
谷口吉生は美術館建築の第1人者だ。彼が作り出すシンプルで静的な空間は私の好みでもあり、東京上野の法隆寺宝物館、豊田市美術館、丸亀市の猪熊弦一郎現代美術館などを見てきた。最近はやりの建築はぐねぐね・ガタガタしたものが多いが、まあそれはそれで良いのだけれど、谷口建築はもう圧倒的にユーグリッド幾何学の世界だ。その空間に身をおくと、XYZ軸がびしっと通っていて、背筋が伸びる。いくたびにその徹底的なシンプルさに、すげえとか、うおおとか頭の中が中2になるのである。
今回は鈴木大拙館であります。小規模な建物であるし、行くまでは、旅行のついでに谷口建築を久しぶりにみるかあ、ぐらいの軽い気持ちだった。
もはや観光名所となってしまった金沢21世紀美術館から、10分ほど南にとことこ歩いて行くとたどり着く。前日に金沢に入ったのだけど、北陸の冬の日らしい、どんよりした天気だった。それが、この日の朝この鈴木大拙館にいく間に晴れ間が出てきて清々しい気分になった。
この建築はシンプルな展示空間やそれのアプローチも確かに素晴らしいのだけど、一番目を奪われたのは水盤とそれを取り巻く思索の場所だ。
朝いちばんに、気持ちの良い太陽光線が差し込んできて、水盤に美しい世界が映し出されていた。目の前に見える建物は、思索のための空間だ。そして水盤のまわりを思索のための回廊がとりまいている。
水盤きわの壁が良い視覚効果を出している。
水盤に写る風景を見ていると、なにやらあちら側の世界に行ってしまいそうな気持ちになる。
ここを訪れる人は皆、物思いにふけっているように見える。
私も早速、この思索の空間で物思いにふけってみる。
まあ実際考えていたことは、たいした内容ではなかったが、この空間の中で過ごす時間は悪くないと思った。
軽い気持ちで行ったのであるが、この水盤廻りで有意義な思索の時間を過ごさせていただいた。こぶりだけど、とても気持ちのいい建築だ。観光にもいいんじゃないだろうか。金沢21世紀美術館からも近いし、あちらはポップな世界だけど、それと対比的な鈴木大拙館で静謐なひとときをもつのもいいんじゃないだろうか。
バッハ〜マタイ受難曲
すっかり暖かくなりました。
桜も咲いている。でも、雨。
毎年、暖かくなってくるとバッハのマタイ受難曲が聴きたくなる。
教徒ではないんだけど。
マタイは刷り込み版がヘレベッヘの最初の盤だった。
タワーで輸入盤がお安かったので、手に入れた。
さらさら、綺麗なマタイでありました。
ですので、以後も古楽器系で聴いていることが多かった。
鈴木御大のライブにも行ったなあ。
ああ、マタイはよいなあ、と思ってから、
味をしめて次に手にしたメルゲルベルグ盤。
ヘレベッヘとは真逆のずっしり、どっしり。
打ちのめされた。
重くて、重くて。
以来、2度と聴いていない。
これは、どうかと手に入れたクレンペラーのバッハ宗教曲ボックス盤。
でも、聴くと立ち直れないんじゃないかと思いこみ。
なぜか、1度も聞いていない。
今はミュンヒンガー盤を聴いている。
古楽器系とは違うこの、おおらかなテンポも心地よい。
ドラマを感じる。
アリアが沁みますね。
名アリアの神よ憐れみたまえを貼らせてください。
Marga Höffgen "Erbarme Dich, mein Gott" Matthäus-Passion