久しぶりにフルサイズのコンポでマーラーを聴く

今週のお題「おうち時間2021」

GWから部屋が暖かくなり、久しぶりにコンポに電源を入れた。

最近の音楽視聴といえば、iPhoneApple musicからヘッドホンにワイヤレス転送して夜中に聴くぐらい。非常にお手軽だし、最新リリースの曲も聞けるし、おすすめの曲も出てくるし便利である。

コンポの電源スイッチを押して、CDを選び、CDトレイを開けてCDに乗せる。これだけの行為がわずわらしく感じる私は大丈夫なんだろうか。

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 CDはワルター指揮のマーラーボックスを選んだ。これは、ソニーの白箱で、久しぶりに購入したCDだった。(廉価な白箱を中古で仕入れたのでさらに廉価になった。)

 充分にアンプを温め、ワルター指揮のマーラーのCDを聴いていると、やっぱり普段聞いているワイヤレス転送とは違う世界に酔いしれた。やっぱり、電源をスイッチオンしてCDを選ぶ手間を惜しんではいけない。この白箱はApple Musicで良く聞いていたのだが、コンポで聴くと音の熱量が違うような気がする。

 うちのシステムは解像度とか透明感とかそうゆう方向性ではないが、情感豊かに鳴ってくれるように思う。アンプは真空管トランジスタのハイブリッドで、真空管が入っているからかもしれないが、古い時代の録音が心地よい。それにしても、アンプというのは長持ちなやつだ。たぶん、15年ぐらい使っている。真空管も一度も交換していない。ヘッドホン端子もないシンプルでそっけないアンプではあるが、まだまだ使えそうだ。

 白箱は交響曲1番、2番、4番、5番、9番、大地の歌が入っている。ここのところはこればっかり聴いている感じだ。夕暮れの時刻に5番の第4楽章や4番の第3楽章や9番の最終楽章、大地の歌の告別なんかを聴いていると、とろけてしまいそうになる。そろそろライブでマーラー聴きにいきたいぜという気分になっております。

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