京都のうさちゃん神社で撮った、うさぎ像。
なかなかプリティなやつでありますな。
近頃はアーリーぎみ(古楽より)で、ようやくポリフォニーに開眼。イタリアはローマの作曲家パレストリーナの美しい旋律にしてやられておりました。第222代ローマ教皇マルケルス2世のために作られた曲ということです。この教皇さんは在位は1555年なので、作曲もこの年ぐらいなはず。この年は日本では、川中島で武田軍と上杉軍が激突(2回目)したり、信長が尾張清洲城へ突撃したり、そして「村上海賊〜」の読者にとって忘れてはならない厳島の戦いがあった年であります。その時代のことを考えながら同じ時代の音楽を聴くのは、いろいろ想像も広がり楽しいのであります。(その時代のヨーロッパの歴史を調べてみようかとか)
ともかく、このパレストリーナのミサ曲は美しく、五臓六腑に染みる。染みるのです。朝、電車で、この音楽を聴きながら外を眺めていたら、いつも見ている風景が不思議なものに見えます。タイル貼りのマンション、浄水場、ツンとしたガラス張りのオフィスビル、川辺、行き交う車。いつも見ている風景なのに見慣れないものに。まるで、自分が異星人で、地球に降り立ったかのように感じました。
Palestrina: Missa Papae Marcelli
- アーティスト: Oxford Camerata
- 出版社/メーカー: Naxos
- 発売日: 1992/04/29
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Kyrie - Missa Papae Marcelli - Palestrina
このところおろしそばが続いているので、気温が下がったら、味噌ラーメン(ブラームス)とか背脂系醤油豚骨ラーメン(マーラー、マーラー麺ではない)とか、がっつり味わいたい気分。も、すこしの辛抱。