夏の読書

 別に新潮文庫の回し者ではないですが、中坊の頃より新潮文庫の紙の香りが好きで、本をめくりながら香りを嗅いております。近頃、かねてから読みたかった村上海賊の娘が文庫化されたので、読んでみた。

村上海賊の娘(一) (新潮文庫)

村上海賊の娘(一) (新潮文庫)

 

 第1次木津川海戦を舞台とした歴史エンターテーメントだ。村上海賊に相対するのは泉州の真鍋海賊なのだが、私の地元の泉州弁が全開なのが、なんだか笑えた。こんな泉州も当時は国際貿易港の堺があったため、海外の文化に接することも多く、流行の先端を行っていた地域だったらしい。