チャイコフスキー〜ピアノ協奏曲第1番

すっかり秋めいてきて、超ロマンな曲がすんなり聴けるようになって来ました。イリイチ・チャイコのピアノ協奏曲第1番。演劇界ではつかこうへいの熱海殺人事件の冒頭でガツンとくるのでとても有名。

この曲は名曲だけあっていろいろ聴き込んでしまいました。全編優美なんだけど、私は第3楽章のど終盤、オーケストラが思いっきり盛り上がるところ、好きです。(ピアノじゃないやんというつっこみはさておき)

いつもはアルゲリッチ姐さんの盤を聴いております。姐さん重戦車のようなピアノ(大変失礼)、コンドラシンの指揮迫力がある。ラフマニノフ3もついてお得盤。

違う盤を聴いてみる。ナクソスヒストリカルから、ホロヴィッツトスカニーニ。1941年5月カーネギーホール・・・ですか。太平洋戦争直前の演奏なんですね。いい意味で、時代を感じる演奏。テンポ早くてきびきびしてるけど、スケールがでかい。トスカニーニってあんまり聴いたことなかったけど、やっぱりすごかったんですね。ホロヴィッツトスカニーニ集中力がハンパない気がする。そして第3楽章に入ったら2人はケンカしているような気もする。僕の好きな第3楽章ラストがノーガードの打ち合いの如く、凄い盛り上がりだ。

BBC legendsで、ルービンシュタインジュリーニを聴いてみる。1961年ロンドンですか・・・。あ、テンポがさっきとぜんぜん違う。ピアノの音色がとっても綺麗だ。

動画は刮目してしまったホロヴィッツさん in 1941。貼らしてください。思い出し・・・
熱海〜で思い出したのだけど、つかこうへいの芝居はなかなかに涙腺を刺激するのです。私などは涙腺が緩いのですぐ決壊したりするのです。ある日つかさんの芝居を見ていましたが、涙腺が決壊しそうで、ここでざめざめと泣いちゃいかんと、ぐっと耐えたところ、こんどは鼻水がで出てきて、鼻水が止まらなくなって、これにはびっくりしました。まいりました。(きたない話ですいません。)