SONY α NEX7 〜11年

 ソニーのデジカメNEX7を購入して11年となった。使い始めてから数年は、出先で他の人で使っている人を見かけたが、ここのところは見かけたことがない。たまに中古屋さんで見かける程度だ。あの時、使っていた人達は今どうしているだろうか。カメラ好きでデジタル一眼を11年使い続ける人も珍しいかもしれない。αNEX7が出たときはこれがソニーのフラッグシップだったのだけれど、今やソニーのαはフルサイズでカメラ界を席巻していて頼もしいのだが、ボディレンズの金額がついていけない状態になっている。

 まあ、それはそれとして、11年を迎えて、どんな写真を撮ってきたか、俯瞰してみた。家にはフィルムカメラが何台かあるが、このカメラとどこに行ったとか、結構鮮明に覚えている。自分もNEX7を見ながら色々思い出してみた。

いわゆる開封の儀。購入した時は、キットズーム付きだった。まずは、大阪中之島のバラ園に向かったと思う。絞りを開けて、バラを撮った。

祇園祭宵山の日、街を歩いていたら、すてきな散髪屋さんを見つけて撮った一枚。2012年の大阪中津の貨物列車。当時はJRの貨物列車用線路があって、長大な貨物列車がよく止まっていた。今はもうない。

ブツ撮りもたくさんした。ペリカンデモンストレーターの万年筆と色彩雫の冬柿。山崎蒸溜所に行ったときのお土産。

東京浅草の風景。大阪クラシックの市役所ホール公演。曲はいつものアルルの女からメヌエット

塩野七生さんの本を読んで憧れたヴェネツィアに行けた。「海よお前と結婚する」だったか。ドゥカーレ宮殿で唯一塗りつぶされた元首の肖像画見るの忘れた。フェニーチェ歌劇場に行くと、椿姫の第3幕前半をリハしてて、見学者はロイヤルボックスから見ることができた。ピアノ伴奏でヴィオレッタはそこそこ情感が入っていたが、アルフレードが全く力を抜いてた。まあ、本番頑張ればよろしい。

バチカンの衛兵。伝統的にスイスから派遣されている。デザインはミケランジェロだ。私はミケランジェロより、スイスの傭兵というと、フランス革命のテュィルリー宮殿襲撃を思い出していた。国王を守る900人のスイスの傭兵は全滅したという。鉄の忠誠。右はグランフロント屋上から見た夕景。グランフロント屋上はある時以降立ち入り禁止になってしまった。今、解放したら、外国人観光客に人気になるであろうな。

ユニバにも持っていった。今は人の多い場所は、行く気がしない。兼六園でいただいたお茶と団子。

ゾナー24mm f1.8

ようやく、キットズーム以外のレンズだ。京都の東山を歩いていたときに、気になった花。同日、四条河原町の夕景。きれいな夕焼けを見ると、大袈裟であるが、生きていてよかったと思う。

ズミクロン5cm  f2

と思ったら、今度はライカのズミクロン5センチだ。カメラでカメラを撮るのは変態と思うが、やめられない。右は花火大会の前に淀川河畔をモノクロで撮った。ズミクロンのモノクロ階調は優しい。

再び、ソニーのレンズに戻して、花火を撮ったが、これは写真を撮るより実際見た方がいいなあとなって、撮影をやめた。右は名古屋のトヨタの博物館。

名古屋港水族館のイルカプール。巨大な水槽をゆったりと泳ぐイルカを見ていると何時間でも居れるような気がする。奈良平城宮跡西大寺駅の至近だが、とてものんびりしたところだ。あんな事件が起こるとは。

奈良春日大社と鴨川の水面だ。この辺はゾナー24mmだが、光線の具合がはまると雰囲気良く写る。

有馬温泉に行ったら、栗がたくさん落ちていた。日本で2番目に高いビルになった。あべのハルカス

この青のりを塗したおはぎがたまらん。2019年 明日香村にて、ライカM4と沈胴ズミクロン。またカメラでカメラを撮ってしまう。変態の所業。

 

ちょっと、長くなってしまったので。中断。次回に続く。