ここからのアングルは結構お気に入りです。
建設当時は一大景観論争を巻き起こした京都タワー。
京都駅ビルのときも景観論争はあったけど、京都タワー建設のときは司馬遼太郎、川端康成、土門拳、建築界の御大である丹下健三まで古都にふさわしくないと批判していたという。(TV情報)
それは、きついな〜。
でも出来上がって、今になって、その姿はすっかり、京都の玄関に馴染んだような気がする。
私にとっては、びわ湖でワーグナーのオペラを見た後に、京都タワーを仰ぎ見、ラーメンを食べるのが定番。
最近、京都タワーいいなと思った。去年北丹後から鈍行を乗り継いで京都盆地までたどり着いたとき、夜の12時ぐらいの時間だった。
京都の街は高い建物が少なく、しかも深夜で街の灯りもおとなしい。遠く京都タワーが見えたとき、小さくゆらめくろうそくの様に見えて、これは趣があるなあと。
そして、帰って来た〜という思いを強くした。(京都人じゃないけど)
山田守はこうゆうストーリーをつくりたかったんじゃないかな。
そう思ったのでした。