第9シンフォニーの夕べ

 2010年が明けた所だけど、去年の話になるが、大フォルの「第9シンフォニーの夕べ」に行ってきた。去年はフェスティバルホールの最後なので、ぜひ行きたかったが、年末も働いていたため、涙をのんだ。1年ぶりにザ・シンフォニーホールに来たけど、公園の森を抜けてエントランスに近づく時、やっぱいいホールだなあとしみじみ感じる。夜になると1階エントランスと2階コーヒーコーナーから漏れてくる明かりが、これから始まる演奏会に期待を持たせてくれる。

 さて、今日の指揮者はアレクサンダー・リープライヒという方で、まだ、とても若い方だ。とてもシャキシャキと指揮を進めていた。すごく、スピードが早い。私の好きな第3楽章でも、私の気持ちとしては、ゆったりと天上の気分を味わいたいのだが、どんどん仕切って進めていく。この後、第4楽章は、小気味いいテンポを崩さずとも迫力あった。終わって、これはこれでありかも知れないと思った。会場は、大喝采でした。
 大フィルの来年は、音楽監督の大植英次指揮でブラームス交響曲の全曲演奏会をするとのこと。う〜ん、これは魅力的だ。