カラヤンのクリスマスアルバム
正直、クリスマスがどうのこうのうという年でもないが、この日常をすこしでも盛り上げるべく、今年もカラヤンのクリスマス・アルバムを聴いている。
このジャケットは、オーストリアの自邸の近くを散策しているカラヤンを写したものだろうか。
アダムさんのO Holy Nightはいい曲だ。この曲もクリスマスの定番なんだとか。
去年もブログに書いたが、コレッリのPastorale Largoも好みだ。レスピーギのSicilianaもなかなかよろしいなあ。
しかし、やっぱりこれかなあと思ったのは、メンデルスゾーンのHark! The herald Angels Sing。耳に馴染んだクリスマス・ソングながら、ストンと心に入ってくる。
さすがは、メンデルスゾーン。性格も良さそう。
Felix Mendelssohn Bartholdy: Hark the herald angels sing / ChorAltona
皆様も良いクリスマスを。。。
USJ クリスマス
USJ、通称「ゆにば」に行ってきました。
私はテーマパークという柄ではないが、世界最大クリスマスツリーが今年で最後だというので、急に行きたくなった。
絶叫系ライドは乗らず、クリスマス関係のショーを中心に回る。
USJはほんとに人が多くて、活気がある。
このライド以前2年ほど前に乗った。私は加速度を体感するのが苦手で、これ乗った時は拷問だった。景色を堪能する余裕がなかった。バックドロップよりは通常盤が怖いと思う。2回も乗るのはほんと拷問だと思う。
メルズ・ドライブインというアメリカン・グラフティに出てきそうなレストランでハンバーガーをぱくつく。やはりなにごともメシを食わねば始まらない。
ジュークボックスを激写してみた。ツァイス・ゾナーレンズの写りにほくそ笑む。
パレード鑑賞。あわわ。あわわ。あわわ。
パレード最後尾について行って盛り上がっているのだが、学園祭みたい。。。
日が暮れてきた。ソウル・ミュージックなステージ。ダンスもきれていてかっこよろしい。こうゆうのは黒人の方たちには逆立ちしても勝てないと思った。でも、演歌や浪曲なら私たちは負けない。
日がとっぷり暮れる前のメルト・ドライブイン。ネオンの光はいい。エコ的にはLEDの方がいいのだが、ネオン光はダイレクトに官能を刺戟する。
デッカのアナログレコードのサインを発見。すかざず撮影。そういえばユニバーサル・ミュージックだからか。ならば、ドイツ・グラモフォンのサインもパーク内のどこかに隠れキャラ的にあるのか。。。。
目的は、ツリーを見に来たのだった。
ツリー点灯までのプロジェクション・マッピングだが、個人的にいままで見てきたものとは全然レベルが違って、琴線に触れるものだった。ストーリーはしっかりしているし、場面転換が見事だ。なんだか、いろいろ飛んでいるし。
さすが、エンターテーメントの帝国、ユニバーサル・スタジオ。
プロジェクション・マッピングも終了し、会場は静寂が訪れ、ツリーがひときわ大きく輝く。ツリーは様々な色に変わるけど、このブルーは落ち着いた様が綺麗だ。
ツリーを見るのは大混雑だが、見れてよかった。テーマパークはどうもとかいってる方も行ってみてはどうだろうか。
大阪駅直上コーヒー
立体都市大阪駅の蔦屋書店でコーヒー。
時の広場あたりは、クリスマスのイルミが見える。夜来るとさぞかし綺麗であろうなあ。
大阪駅は電車が往きかっている。私は鉄分は少ないので、まんぜんと眺める。
大阪駅の鉄骨って美しくない。大屋根を支えるトラスとか見てたらそう思った。関空はあんなに綺麗なのだが。
ショートドリップがうまい。
今日の一曲
Charaさん Tiny Tiny Tiny
- アーティスト: CHARA,U-Ske,渡辺善太郎,David Motion,CUB,Peter Lorimer,藤田哲司
- 出版社/メーカー: エピックレコードジャパン
- 発売日: 1995/10/10
- メディア: CD
- クリック: 18回
- この商品を含むブログ (52件) を見る
船場ビルディング
ちょっと前になるけれど、大阪で開催された「生きた建築フェスティバル」通称イケフェスというのに行って来た。日本でも最大級の建築フェスティバルということだ。
森光子や司馬遼太郎も住んでいたという西長堀アパート、北浜のイタリアンが入っているルポンドシエル(旧大林組本店)、大阪倶楽部など見たい建築がいろいろあったけど、時間もなかったので、とにかく一番見たかったところへ。船場ビルディングに行った。
大阪城の西側、豊臣秀吉が作った船場地区は長年日本経済の心臓であり、イノベーションセンターだった。ここから数多の会社が起り、大企業へと成長して行った。近年は船場地区は落ち着きがあると思う。経済は東京一極集中であるし、大阪内でも開発は梅田地区を中心に行われている。というわけで、船場は落ち着いた佇まいを見せている。古い建物が比較的たくさん残っている。
お目当の船場ビルディングは1925年建設。レトロな建築にあうかなあと考えて、モノクロフィルムを持ち出した。ザ・ヒストリー・オブ・フィルムと言っていいKodak Tri-X。使うのは15年ぶりくらいか・・・
カメラはNikon new FM2、レンズは AF Nikkor 20mmと50mmであります。
船場ビルディングは関西の情報誌で中庭の写真が掲載されることが多い。とにかく気持ちのいい中庭だ。単純に考えるとビルの中に竪穴があって、植物が植えてあって、上から日の光が降りてくるだけであるが、ここはなんでこんなに気持ちいいんだろう。
やっぱり、みんな、同じところで撮りたくなる。
中庭のなんとも言えない空気感に比べて、外観はそっけないです。
あと、安藤忠雄設計の日本橋の家にも行ったけど、すごい行列で、軟弱ものの私は退散。
いつも思うことながら、ボランティアの皆さんには頭が下がる思いです。それに、ビルを見せてくれた事業者さんに感謝。来年もイケフェスあるといいなあ。。。
君の名は
大ヒットになっているという「君の名は」見てきました。
その日はメトロポリタン・オペラ・ライヴビューイングの封切りの日で、
演目はラトル指揮のワーグナー〜トリスタンとイゾルデ。興味がありましたが、トリスタン〜を見るにはひとりでいかんといかんなと。夫婦で4時間もあの濃い不倫のオペラをみるのはそぐわないかなと。
結果は、君の名はを見て、めっちゃ清々しい気分になった。
とてもみずみずしい話で、映像とRADWIMPSの音楽がマッチしてて、小気味よくて、現代のオペラってこんな感じかなあと。
若い頃の感受性がほんのすこしだけ、蘇った気がしました。
こうゆうのは、世界の多くの国で封切って、いろんな人に見てもらえるといいなあと。
宣伝するつもりはないが貼っておこう。
見た人しかわからない、全然本質をついていないメモですが、ちょっと書きます。
・東京の都市景観のシーンは美しい。定点観測カメラを早送りしたような映像。太陽は徹底して点光源。
・彗星のシーン、美しい。2次元アニメーションでしかできない美しさだと思いました。衝突と破壊のシーン。こうゆうのはハリウッド映画のCGでやっても軽い、日本アニメの方がなぜかぐさっとくる。
・この映画に興味を持ったのが、日経アーキテクチャーweb版で紹介されていたから。主人公の男子高校生は部屋に東京都庁や代々木競技場のスケッチを貼っている。高校生にして丹下健三が好き。。。渋い。いや、その心意気よし。
・岐阜の男子高校生の部屋にあった。アマチュア無線機?コンポなどの書き込みが妙にリアルで、スタッフに好きな人がいるんだろうなあ。部室の看板、アマチュア無線部あたらめパソコン部って、文化系オタ系サークルの王道だな。
・レイトショーで見たので、観客は若い人が多かったが、老若男女楽しめるアニメだと思う。
・RADWIMPSのスパークルの曲がかかるシーンで、めちゃくちゃ盛り上がるのが心地よい。若い子たちが何回も映画を見るって話を聞くけど、映像と音楽がマッチングした心地よさ、オペラを見るような高揚感があるんじゃないかと思った。
・良質なアニメーションが自分の住む国でできて、世界で一番最初に公開されて観れるのは、なんとも素晴らしいことだと思った。
・ティーンエイジャーが主人公の恋愛ストーリーは清々しくっていいなと思った。トリスタンとイゾルデのイゾルデも確かティーンエイジャーだったような。。。
台中歌劇院とワーグナー〜ラインの黄金
しばらく前に、台中メトロポリタン・オペラハウスが竣工した。
ネットでいろいろと画像を見ていた。
ユーグリッド幾何学の世界から、トポロジー幾何学の世界へワープしたようだ。
でも、ホールは音響の制約があるから、わりかし常識的じゃないかな。
ホワイエの空間は唯一無二。
なにか地中のなかに潜っていく感じ。
まるで、ワーグナーの楽劇ラインの黄金で、登場人物が地中に下っていくようだなと思った。
こうゆうところで、ワーグナーやったら素敵だなと思った。
と思ったら、こけら落としはワーグナーのラインの黄金だったようだ。
この楽劇のプロローグはやっぱりいい。
ライン川のたゆたう流れが見えるようだ。(実際にライン川を見たことはないが)
Das Rheingold (Complete) (Comp)
- アーティスト: Vienna Philharmonic Orchestra,George London,Richard Wagner,Georg Solti,Kirsten Flagstad,Set Svanholm
- 出版社/メーカー: Decca Import
- 発売日: 2008/06/02
- メディア: CD
- クリック: 1回
- この商品を含むブログを見る
以前、ハイライト盤をよく聴いていた軟弱者なので、最初のプロローグから指輪強奪の上愛を捨て世界征服宣言のくだりと、最後の空虚な入場シーンが印象に残ります。
この作品からわたしが受け取る教訓は、他人のふんどしで勝負したらあかんということ。
策を弄して、ワルハラ城を建設してしまい、後で苦しくなってしまうヴォータンを見て思うのであります。
過去記事。。。もう、5年も経ったのか。。。脂汗。
機械式マニュアルカメラで散歩
この前、カメラバックから久しぶりに取り出したFM2を持ち出し散歩してみた。
私は以前このカメラを持っていろんなところに行ったものだ。
(とはいっても、関西内だが。。。)
金属の塊のようなカメラなので、冷んやりした感触が心地よい。
テーブルにカメラを置くと、ゴットっつて音がする。
フィルムはフジのC200というカラーネガフィルム。
レンズはMicro Nikkor 55mm f2.8。
撮ったネガをお店に持って行って、「現像お願いします」ってなことを久しぶりに言ってみた。
やっぱり、独特な写り。メインで使っているデジカメと比べると、優しい感じがする。
公園に来ていたピザ屋さん。美味しそうであるなあ。
ある日の夕方、綺麗に空が焼けた。夕焼けマニア。マーラーが聴きたい気分だな。
それにしても、マクロレンズらしい撮り方をしていない。
ある線路際に生えていたはっぱ。
逆光はやはり厳しい訳です。
機会式のマニュアルカメラは久しぶりに使うと楽しい。