船場ビルディング

ちょっと前になるけれど、大阪で開催された「生きた建築フェスティバル」通称イケフェスというのに行って来た。日本でも最大級の建築フェスティバルということだ。

ikenchiku.jp

森光子や司馬遼太郎も住んでいたという西長堀アパート、北浜のイタリアンが入っているルポンドシエル(旧大林組本店)、大阪倶楽部など見たい建築がいろいろあったけど、時間もなかったので、とにかく一番見たかったところへ。船場ビルディングに行った。

大阪城の西側、豊臣秀吉が作った船場地区は長年日本経済の心臓であり、イノベーションセンターだった。ここから数多の会社が起り、大企業へと成長して行った。近年は船場地区は落ち着きがあると思う。経済は東京一極集中であるし、大阪内でも開発は梅田地区を中心に行われている。というわけで、船場は落ち着いた佇まいを見せている。古い建物が比較的たくさん残っている。

お目当の船場ビルディングは1925年建設。レトロな建築にあうかなあと考えて、モノクロフィルムを持ち出した。ザ・ヒストリー・オブ・フィルムと言っていいKodak Tri-X。使うのは15年ぶりくらいか・・・

カメラはNikon new FM2、レンズは AF Nikkor 20mmと50mmであります。

船場ビルディングは関西の情報誌で中庭の写真が掲載されることが多い。とにかく気持ちのいい中庭だ。単純に考えるとビルの中に竪穴があって、植物が植えてあって、上から日の光が降りてくるだけであるが、ここはなんでこんなに気持ちいいんだろう。

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やっぱり、みんな、同じところで撮りたくなる。

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中庭のなんとも言えない空気感に比べて、外観はそっけないです。

あと、安藤忠雄設計の日本橋の家にも行ったけど、すごい行列で、軟弱ものの私は退散。

いつも思うことながら、ボランティアの皆さんには頭が下がる思いです。それに、ビルを見せてくれた事業者さんに感謝。来年もイケフェスあるといいなあ。。。