読書の秋
何か本が読みたくなり、昔読んだ本を読み返し始めました。読書の秋ともいいますが、脳みそが活字を求めるのは、暑さにやられていた脳みそがようやく動き出したからですかね。読み返している本は、チャールズ・ブコウスキー著「死をポケットに入れて」であります。
- 作者: チャールズ・ブコウスキー,中川五郎
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2002/01
- メディア: 文庫
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爺さんがマーラーについて、述べている箇所があったので、引用おば。
「ラジオからマーラーが流れている。彼は大胆な賭けに出ながらも、いともやすやすと音を滑らせる。マーラーなしではいられない時がある。彼は延々とパワーを盛り上げていってうっとりとさせてくれる。ありがとうマーラー、わたしはあなたに借りがある。そしてわたしには決して返せそうもない。」
同意。そして爺さんはもっといったれとか、マーラーこらやめるなとか、くそったれとか、たぶんラジオにしゃべりながらその日の日記を終えてます。
そういえば、私もiMacで、ブコウスキーのまねじゃないけど、その日の出来事を書いていたことがあった。(iMacはrevB、ボンダイブルーであった。懐かしいねえ〜)
2003年9月1日(月)にはこんなことが書いてありました。
「腹が減った、ごま入りパン、がじる、うまい、うとうとする、ねる、ついでにバッハをかける、ベートーベンをかける、バッハをかける、ベートーベンをかける、あきた、はらへった、紅鮭かぶりつく、ごはんがぶりつく、うまい、ああ、ねむい、ねむる」
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文章は、宮沢賢治のなにかを引用したと思うけど、やっていることが今と変わらん。