慈光院

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前からいきたいと思ってて忘れていた慈光院。思い出したので行ってきました。奈良・大和小泉へ。

慈光院て、大徳寺派らしいというのを、入口の看板で見る。大徳寺はこのみである。大徳寺は京都・紫野の大寺で茶の文化で有名なところ。アプローチはダンジョンの様に細い道が直角に折れ曲がっている。こういう手法は大徳寺でも、よく使われている。でも、ここがユニークなのは、土がそのままむき出しで、根っこまで見えてる。京都の方は苔むした表現だったけど、ワイルドだなや。


慈光院を語る上で、欠かせないカットで、書院からの風景。さつきの刈り込みを主体とした庭園でほんときれい。こんな風景を見ながらお茶を頂ける。浮き世のこともしばし忘れる。人出もそれほど多くなかったので、ゆったりと庭園を独占しちゃいました。また、西側は大和の山々を借景にしている。吹き抜ける秋の風が気持ちよい。


やっぱり、大徳寺派は茶なんである。茶室がすぐそばにある。高林庵重要文化財みたい。この地の殿さん片桐石州が茶をたててたらしい。数寄屋は3畳なれど、小宇宙。窓が段違いでぶつかるバランスなぞは、萌える。

片桐石州の美意識がすみずみまで行き渡っている慈光院。すがすがしい気分になったので、やっぱり来てよかったのである。なんか、毎年仲秋の名月をここで見る会をやっているらしい。ここから見れば、さぞやきれいだろうな。


おまけ、斑鳩も近いのでぶらぶらと散歩してたのであるが、田んぼの稲はたわわに実って、空は高いし、気持ちがよかったのだった。で、法隆寺の横でこれを発見した。なんだこれは?新手のゆるキャラか?[