このブログは音楽に関する話題が多いので、コンサートホールの話題を。八ヶ岳の山麓にある八ヶ岳高原音楽堂。建築家吉村順三さんの設計です。JRの野辺山駅と言うところにおりたつ。標高1345メートル。JR線で一番高いところにある駅らしい。みんな記念撮影している。わたしも記念撮影したかったんだが、ひとり旅でもあるし、我慢しました。
タクシーで15分、八ヶ岳高原ロッジへ、途中白樺の森の景観が素晴らしかった。関西では白樺なんて見ないので、珍しく思い見入ってしまいます。
ロッジから音楽堂へは、山の中の散策道をしばらく歩きます。段々、方向感覚が薄れていく。ほーほけきょなんて、ほんとにうぐいす鳴いてます。
だんだん、不安になった頃に、音楽堂が見えてきます。って、木々のベールの向こうにうっすらと見える程度。
ようやく、アプローチ。雑誌とかによく出てくるアングル。ここでも犬がはしゃいでた。
ホワイエですかね。
コンサートホール。250席で室内楽にちょうどいい規模。
思うにどこのホールでも、演奏中は密閉された空間に閉じ込められる事が多い。それは音響上の配慮であったり、まわりの騒音の遮断のためなんだけど、ここでは騒音なんてないし、鳥のさえずりも音楽の一部だし、視界はさえぎるものがなくて、目の前は大自然が続いている。廻りの環境と連続でいい訳です。演奏を聴くにはまさに最高の贅沢な環境です。
ここはやはり、コンサートのある日に訪れるのが一番。コンサートの予定を見ても豪華。近々ではチェロの長谷川陽子さんのコンサートとか、神尾真由子さんのリサイタルとか魅力的なのが目白押し。高原ロッジにポスターが貼ってあったのですが、こけら落としはリヒテルさん。それから今までのコンサートに、クリスチャン・ツィメルマン、アルバン・ベルグ弦楽四重奏団、ミッシャ・マイスキーさん来てます。そうそうたるメンバーですね。こうゆう自然の中で聴けると最高です。
音楽堂から、こんな眺めが・・・
それにしても、JR野辺山駅の形はすごかった。