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愛を諦めて世界征服しますか?ワーグナー〜ラインの黄金、びわ湖

びわ湖リングに行ってきた。

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静かな湖畔は気持ちが良い。比叡山はうっすらと雪化粧している。対岸は大津京だな。古代にここに遷都した理由に思いをはせてた。飛鳥の方角からすればどう見ても、背水の陣という感じがする。たしか天智天皇の次の代の内乱で、大津京は攻め込まれて陥落だったはず。

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盛者必衰ですな。ドイツ文明圏が誇る一大大河ドラマニーベルングの指輪からラインの黄金を見に行ってきた。私にとっては、初めて見る生「ラインの黄金」だ。大人げなくわくわくとしていた。わくわくという言葉は使いたくなかったが、他にはてはまる言葉を思いつかない。

演出は映像を駆使しているが、とても素直な解釈で好感が持てた。

指輪をめぐる世界征服をかけた争奪戦のお話。こうゆう楽劇をオペラ好きのメルケル首相とかにこにこしながらみているのかな。この次のワルキューレはジーク兄妹の燃え立つような情事や、父娘の別れなど、愛ってところに焦点が言ってるけど、こちらはただのすけべが一転、愛を諦め世界征服にのりだすという。かたや神さんはとんでもないものを抵当に入れて、ヴァルハラ城を建設したものの、支払いににっちもさっちもいかなくなる。神さんももと住んでいた家もあったろうに、遷都しなければよかったね。

フライアの人質解放のシーン。人質をかたどり、宝を積み上げる。ここに隙間がある、宝で埋めろとか。ディテールがえぐい。ワーグナーはえぐい。

 終始、支払いどうしようとか、身代金渡せだとか、強制労働とか、ヴォータンが指輪に未練たらたらとかそんなこと言ってる楽劇を見に、お客さんがしゃんとした身なりで行くのは、なかなか面白いことだなあと思った。

来年はワルキューレ。東京に比べればリングとかワーグナーが公演がほとんどない関西であるが、お楽しみが1年後にやってくるのも悪くない。

 

・ぜんぜん楽劇とは関係ない話だが、映像で投射されていたヴァルハラ城のてっぺんにジオデジック・ドームが乗っている。バックミンスター・フラーという知の巨人みたいな人がデザインしたやつだ。

Make: Japan | 塩ビパイプで6メートルの実用ジオデシックドームを作る

神話の時代の要塞に、ジオデジックドームかあ。なかなかモダンな発想だ。演出サイドに好きな人がいるのか。巨人兄妹が意外とデザイン好きという設定か。

 ・びわ湖に行った後は、京都たかばしのラーメン。今年は2軒あるうちの新福菜館へ。スープの色は濃いけど、意外とあっさりしているのです。

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