マーラー〜交響曲第4番

 パリのオリンピックは終わりました。写真はパリに行った時に、コニカ・ヘキサとコダックTri-Xを20本詰め込んで行った時に、夕景を撮った写真です。旅行の思い出にはカメラとフィルムが紐づいている。我ながら、モノクロフィルムだけ持ってパリに行ったのは潔さというかなんというか。

 さて、最近はパリとは関係なく、前回の復活ショックもあったのかもしれませんが、マーラー交響曲第4番を聴いていることが多かったです。図書館に行った時に借りた名盤の本で紹介されていたワルター指揮、ニューヨークフィルの一枚。

 Apple Music Classical で検索したら一発で出てきたので、サブスクで聴いていたが、ソニーの白箱にも入っていたのか。この白箱もっているなあ。

 録音が1945年の5月10日。第2次世界大戦で、ドイツが降伏して2日後。ユダヤ人でドイツから亡命してきたワルターさんは思うところがあったのか、生きと生気がみなぎっている。ソリストのハルバンさんは、マーラーお気に入りのソプラノ ゼルマ・クルツさんの娘さんであり、蘊蓄を語れる一枚であるのもok。第1楽章なんて弾けるようで、年甲斐もなくルンルンとする。第3楽章の導入は、静かな情景、とても安らぐ。

 マーラーの第4番は今まであまり聴いていなかったが、これを聴いてからとてもいいなあ、聴いてみようと思う。音盤との出会いで、曲の魅力を再発見する。あるあるですかね。