シューマン〜ピアノ協奏曲

無性にシューマンのピアノ協奏曲が聴きたい時がある。

それは、胸を締めつけられるようなあの冒頭部があるからなんだろう。

駅で目の前を通り過ぎる貨物列車を眺めているときや、地下鉄から地上に続く階段から空が見えたとき、などなどなど、その衝動は突然訪れる。

いつも聴いているのは、リヒテルが弾くシューマン、マタチッチ指揮モンテカルロ国立歌劇場管弦楽団のやつ。いわゆる名盤と思っている。

いつもはiPhoneにイヤホンでお気楽に音楽を聴いているが、ある日、コンポのアンプを温めてから、この曲を聴くと素晴らしくて、華麗なラストまで、一気に聴き通してしまった。

音のほりの深さとか、エッジが立っているとか、この曲と合っていて、やっぱりコンポはいいなと思ったしだいだ。

そういえば、この曲もライブで聞いていなかった。

グリーグ&シューマン:ピアノ協奏曲