ダイビルの中ノ島本館に訪れた時のことだ。
30分ほど人を待つ用事があり、重厚なサロンでたたずんでいた。
照明は少し暗い。
1923年ごろ建てられたダイビル本館だが、2013年に建替えられた。
今の建替えられた本館も歴史ある初代本館のイメージを残している。
ちなみにダイビルさんは老舗の貸しビル屋さんだ。
室内楽が流れている。
録音も古い感じ。
CDではなく、SP音源という感じだ。
しばし、天井の装飾など眺めてたたずむ。
すると、ローエングリンの序曲が流れてきた。
この2020年代の日本からすると日常ばなれした空間で、
ローエングリン序曲ですか。いいですねえ。
これは、重厚な空間に映える音楽ですね。
普段は、お店の中でもBGMはいらない派だが、
この時ばかりはいいもんだと思いました。
本日、アンプを温め聴いたのは、カラヤン指揮ベルリンフィルの序曲集。
マイスタージンガーの序曲など興奮のるつぼで、よく聞いているアルバム。
Iphoneとワイヤレスヘッドホンで時々聞いているのは、ショルティ指揮、ウィーンフィルのハイライト版。このオペラじゃなくて楽劇はまだライブや映像で見ていないにも関わらず、世界に入って行きやすい。