心斎橋のアールデコの傑作、大丸心斎橋店もいよいよ建て替えのため解体ということで、感慨深いのであります。この心斎橋店は大丸松坂屋の統合前は本店(ほんみせ)でありました。心斎橋のシンボルであり、私が思うにミナミのおされゾーン心斎橋の文鎮のようなものであったのではないかと考えております。どっしりとした歴史的な佇まい、現代では決してありえないような徹底した作り込み。設計したヴォーリズという方は、近江八幡に居を構え、教育者で宗教家でメンソレータムで建築家という超人でありました。この心斎橋店はヴォーリズ作品の中でも行きやすい街中にあるため、何度も訪れては造形を堪能していました。残っては欲しかったのですが、生き馬の目を抜く資本主義の時代です。御堂筋の一等地に今まで残っていたのもすごいことだと思うことにしましょう。
店内をぷらっとしてみました。
1回エントランスはご覧の通りゴージャスであります。
1階エレベーターホール。扉の上の装飾や石のパターン貼りはとても繊細です。
階段ってのは、人が立体的に移動する場、建築としては頑張りどころです。このような意匠であれば、上下に移動するのも楽しくなります。階段の灯籠が、
Bravo!
各階エレベーターホールも素晴らしい・・・
Bravo!Bravo!
エレベーター階数表示サインの大理石パターンはアールデコの魅力に溢れている。UP緑矢印、DOWN赤矢印がなんともにくい。
次は晩秋の晴れた日に外観の写真を撮ってみたい。
個人的防備
このお店で買ったモノ
・キルティング・ジャケット
・茶色の革靴
・チノパン(古くなってもう使っていない)
・ブドウゼリー
色々買ったな・・・