大阪クラシック6日目〜バッハの無伴奏はやはり神


金曜日、大阪クラシック6日目に出動しました。堂島のアヴァンザ1階ホールで、モーツァルトのピアノ四重奏曲第2番を聴くモーツァルトの曲はどっから切ってもモーツァルトで、普段は手紙にうんことか書くモーツァルトも作曲となると、やる、ほんとうにやるやつです。ピアノの旋律が憂いをたたえていて、曲としては長調で楽しげなんだけど、やっぱり悲しげというこのどっちつかずな感じはモーツァルトの真骨頂。じっくりと堪能させて頂きました。

次は御堂筋を南下し、オカムラさんのショールームでバッハの無伴奏チェロ組曲です。このショールームもどうやら大梅田共和国連邦の方に行ってしまうようです。今日は観客はオカムラさんの椅子に座り、カーペットの上で車座になり、立見あり、ぐるりと奏者を取り囲みます。平日なのにすごい盛況だ。大植プロデューサーも至近で三角座りしておりましたw。最初の無伴奏チェロ組曲第2番のプレリュードで、ぐっつと心をつかまれる。幽玄、これはなんていい曲なんだろう。チェロ奏者近藤さんが初めて弾いた無伴奏、芸大受験のために毎日弾いていた無伴奏とのことだ。そういった積み重ねは、演奏に現れるのだろう。いやあ、ヤバかったです。その後、トリビアを挟みつつ、無伴奏チェロ組曲1番、カザルスの鳥の歌でした。

つづいて淀屋橋へ御堂筋を北上。中央公会堂の中集会室でハイドンのチェロ協奏曲第1番とテレマンのトランペット協奏曲を堪能しました。今回唯一の有料公演参加です(1000円)。中央公会堂は豪華なんだけど、中集会室は豪華さが1ランク上がるような感じがします。

側廊も素晴らしいではないですか。こんな物が個人の寄付で建てられたんだから、なんとも恐ろしい話です。(大阪商人たちは町に育ててもらったから、町に恩返しするということらしい。)颯爽としたハイドンテレマンを聴いていて思ったけれど、このホールは音響がいいです。弦の音なんて完璧にブレンドされていて、ハーモニーってこうゆうことかいなと納得します。側廊がいい効果を生んでいるのではないでしょうか。残響はながいのでクラ向きだとは思います。ここも、満席・立ち見ですごい盛況です。平日の午後4時なんですが・・・。

帰り道。

プロデューサー、奏者、ボランティアの方々ありがとうございました。