エルガー〜エニグマ変奏曲


エルガーはんいい仕事しはるなあ・・・そう思いながら今週はエニグマ変奏曲を聞いていることが多かったです。バルビローリさんのとか、ジャケット写真のトムソンさん指揮、ロンドン・フィルハーモニーのとか。これは、シャンドス・レーベルの奴です。シャンドスの録音は外れがないような気がするんだけど、気のせいだろうか。
このエニグマ変奏曲、エルガーの友人達のイニシャル・ネームやあだ名がつけられ、友人の人柄が曲調になって現れるという、有名なやつですな。7曲目は我らが建築業界を代表して建築家アーサー・トロイト・グリフィスが登場。ピアノがうまくないのに熱心に練習している姿を曲にしたそうですが、なかなか勢いのあるたのしげな曲調。私にとってはピアノに悪戦苦闘している姿と言うよりは、サーフィン苦手なのにビッグウェーブに乗ろうとしている曲に聴こえる・・・しかも、あっと言う間に終わる。

そして、9曲目はいままで世界中の人を胸熱にさせてきたニムロッドですな。この高貴な旋律も、エルガーにインスピレーションを与えた実在の人物がいた訳です。こんな曲を作曲させる人柄って、なかなか想像できないんであります。
動画は、バレンボイム、シカゴ響です。この曲はラテン語の歌詞がつけられたLux Aeternaも素敵ですね。こころにすっと入ってきます。