グレン・グルードの平均律。平均律はリヒテルさんを毎日聴いていて、他の盤は買わないと誓ったはずなのだが、どぼん。タワーで安く出ていたので。好きな曲を他の演奏で聴いてみたいという欲求はいかんともしがたい。
バッハの無伴奏バイオリン・ソナタとパルティータ、そしてこの平均律は僕にとっては宝もの。無人島へ持っていく1枚を選ぶなら、これを選ぶ。実際には合わせて6枚になるけど。・・・・。こいつらを聴いてると、どんなところで、どんなことが起ころうとも、なんとかなるんちゃうかな。と、そんな気がしてくる。たいていは、朝起きて頭がぼわわんとしている通勤時に聴いているのだけど、毎日聴いていてよく飽きないなと自分でもあきれています。
リヒテルさんの平均律は臓腑にしっぽりと染みていく演奏かなと思っているのだが、グルードさんは1音1音が際立っているような感じがする。さいきん僕が偏愛しているのがbook1の第24曲BWV869。リヒテルさんとグルードはなんだか世界が違う。グルードは踊っている。個人的にはリヒテルさんのしっぽりが好きだなあ。動画はリヒテルさん。