四ツ橋

夏休みの日、四ツ橋を歩いてみた。江戸時代は川が十字に交わり、川の交差点に4本橋がかかっていたから、四ツ橋と言われるようになったらしい。夏は町の人が橋の上で夕涼みをしていたらしい。でも、川がアスファルトで舗装された現代では、じりじりと暑い。

長堀通り、どどーん。夏の入道雲と秋の雲がせめぎ合っている妙な感じ。

すてきなカフェ発見。朽ちた木製建具がすばらしい。夏休みと思しき若者が語らっていた。このときは店に入らなかったが、今度おっさん一人で突入してもいいですか。

本町の綿業会館は知っていたけど。以前、そのホールに立った時、大阪の経済力はすごかったんだなあと思った。で、この日、麺業会館を発見。こちらは至ってノーマルな佇まいです。

ナイスなビルを発見。四ツ橋筋から1本中に入るだけで、ワンダーランド。今まで、まったく気づかなかった。鉄工所のオフィスビルです。鉄工所らしく、メタルな表現に満ちている。

メタルは鋲を打ったような表現をしている。でっかくガラス開口をきって、メタルと組み合わせたファサードが決まってる。よろしおすなあ。

通用口までかっこ宜しい。これって、ヴィトンぽくね。

あるビルで見かけた、サングラスをかけたベイビーのタイル。なかなかクール。

もう難波なんだけど、前から私の好きなビル。道頓堀川すぐ横にある。川からすぐ上のレベルは船のデッキですね。ゆるく曲線を描く辺りは艦橋を連想する。なんかこのゆる〜い曲線を見てると、オランダのデ・スティルの建築家JJPアウトを連想していたんだけど、そんなの思ってるの私だけだな。

四ツ橋は以前働いていたところなんだけど意外と知らない。それに、しばらく行ってない間に結構変わったなあと感じた。