タイトルを書いたら赤面してしまった。フォーレのラシーヌ雅歌にピンと来て、ああ私もフォーレに開眼かあという感慨を抱きつつ、フォーレの合唱曲を聴き始めました。
- アーティスト: オールディス(ジョン),グループ・ヴォーカル・ド・フランス,クロード(セシル),アザン(ヴェロニク),パーソンズ(ブライアン),レナール(ドリス),チェンバース(グレン),ゴーセ(ベアトリス)
- 出版社/メーカー: EMI MUSIC JAPAN(TO)(M)
- 発売日: 2008/10/22
- メディア: CD
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Rest in peace
昨夜は、逝去されました吉田秀和さんの追悼番組を見ていました。とっても深いものを感じました。私は最近クラシックを聴き始めた「にわかクラファン」なので、直接評論やラジオ番組を聴いていた訳ではないですが、水戸芸術館の館長をされていたとの事。水戸芸術館での小澤征爾さん指揮キャンセルの際は、客席でやおらたちあがり、団員は小澤が指揮できなくても演奏したいと言ってるんだ賛同される方はどうか会場に残って欲しいと、かっこ宜しい・・・。そんな吉田秀和さんでもまったく音楽を受け入れられない絶望的な時があって、そんな時でもバッハは寄添ってくれたそうな。平均律クラーヴィアの評論が流れ、その言葉になるほどなあと感じました。まあ、私の感じたことのある絶望など、大阪湾よりも、ひょうたん池よりも浅いんですけどね。
水戸芸術館は、思うに吉田秀和さんの理想が結実した場なのかもしれません。音楽、演劇、美術が一体になるという。言葉でいうのは簡単だけど、実際はちぐはぐになることが多い。内容のある一体化がここでは実現していると思うのですよ。水戸芸術館は好きで、2回行ったことがあります。ええなあ、と平和な午後の昼下がり、タワーを横切る雲を眺めておりました。どうしても音楽ホールが見たくって、誰もいないホール空間に入らせてもらいました。施設の方ありがとう。