中津〜モロッコ料理

 大阪の業務中心地区である梅田から、1駅離れたところは面白い場所が多い。西に1駅行けば福島で、美味しいお店も多く、私にとっては何よりザ・シンフォニーホールが鎮座するところだ。東に1駅行けば中崎町。昔ながらの木造建築が多く、リノベーションされてオサレなカフェや美容室などが多い。

鉄ちゃんは知っている阪急神戸線宝塚線京都線並走区間の高架下

そして北に行けば中津である。グランフロント2期も絶賛工事中で、昭和と未来都市が共存したような不思議な雰囲気となっている。今回、中津のモロッコ料理店にランチを食べに行った。行ったのはル・マラケッシュというお店だ。

スープとサラダがまず出てくる。スープはスパイスが効いているけど、優しいお味。

そしてメインのタジンとライス又はパンが出てくる。タジンもスパイスが効いているけど、優しいお味。このスパイスフルで優しいというところが気に入りました。またくると思います。

食後は気さくなモロッコ人のマスターがミントティーを入れてくれました。こうゆうのは慣れてないのでテンションが上がります。

暑いミントティー。いいですね。暑いこの時期でもスッとします。

スイーツを追加。アーモンドのお菓子、デーツのお菓子、ココナッツのお菓子。欲張り過ぎた。

ロッコに興味を持ったのは、3年前にスペインのアンダルシア地方に行ったときに、地中海を見下ろし、あの向こうはモロッコなんだなあと思ってからだと思う。行った時はカスっていて対岸の大陸は見えなかったが。

 

最近聴いた音楽

La Diva

キャサリン・ジェンキンズさんのアルバム

ヴェルディの「行け、わが思いよ、黄金の翼に乗って」がいいです。

 

 

 

 

 

 

 

ブルッフ〜ヴァイオリン協奏曲

梅田スカイビルにある、庭園の紫陽花が私好みの色で、しばし眺めていた。しかし、こんな額の細かい紫陽花もあったんですね。

さて、最近中古で手に入れたレコードで音楽を聴いている。夏になりセミが泣き出すと、どうも私はクラシック音楽が楽しめないので、それまでにがっつり楽しんでおこう。中古レコードは、このレコードを回して、聴き入っていた人がいたんだと思うだけで、ロマンを感じる。

最近、よく回すのはブルッフのバイオリン協奏曲第1番。Vnチョン・キョンファ、ケンぺ指揮、ロイヤルフィルハーモニー。レコードを手に入れた時は、特になんとも思わなかったが、後で気になりよく聴いている。村上春樹のクラシック・レコードの本でも書いていたと思うが、だんだんとお気に入りになるのは、レコードあるあるだろうか。

 

村野藤吾〜宝塚市役所

久しぶりに村野藤吾が設計した宝塚市役所を訪れる機会があった。

何年振りかの往訪だった。

それにしても、プロポーションの端正さ。

最近はプロポーションに打たれるような建築は少ない。

ブルネレスキ、アルベルティ、ミケランジェロ・・・・その頃は、プロポーションが重要だったと思うのだけれど。

武庫川を望む外部空間も心地いい。

村野藤吾は、建具の魔術師。

こんな手の込んだ建具なかなか見れない。プロポーションといい、職人技の造り込みといい。

一番上部の排煙窓も開け放たれているところがあり、日々大切に使っているのだなあと考えさせられる。

内部のホールも好きだったのだが、改修されて、残念な感じになっている。

 

宝塚には、あと村野藤吾設計のカトリック教会があったな、早く見に行かねば。

 

過去記事

andaantee.hatenablog.com

村野藤吾は建築の巨人だ。

大体、モダニズム建築と、日本伝統の数奇屋建築を同時進行で設計する。なんて、イズムが骨に染みている欧米の建築家からすると考えられない。驚愕だろう。いや迎賓館改修など西洋伝統建築までいける。時に日生劇場であこや貝を散らし、歌舞伎座で唐破風をつなげて、連続唐破風にしてしまう、感性の爆発があった。

唐津で生まれ、早稲田で学び、宝塚で長年暮らした村野藤吾1984年宝塚で生を終えた。享年93歳。死の前日までバリバリの現役だった。

 

最近聴いた曲。

PLASTIC LOVE (アナログ盤) (完全生産限定盤) [Analog]

竹内まりやさんのプラスティック・ラブ。以前タワーで、アナログ盤を見かけて、素敵なジャケットと思い、聴いてみました。

 

 

 

 

ワーグナー〜リング

今週のお題「夏物出し」

夏物の用意としては、長年着てよれよれになってるグレーのポケT、パラブーツのデッキシューズ、白靴下ぐらい。

レンズはAi AF Nikkor 20mm f2.8だったと思う

さて、クラシック音楽のテレビとして、清塚さんの番組をよくみているのだけれど、この間はワーグナーの特集だった。清塚さん曰く、ワーグナーは自我の塊。同意。

以前、岩波文庫からでていたワーグナーさんの自伝を読んだが、ワーグナーさんはしばらく作曲をしていない時期があって、久しぶりに作曲する時、果たして自分は曲が書けるのか恐かった。しかし、紙にペンを入れるや否や、書ける。書けるぞ。うお、俺ってすげー。うおおおお、俺って天才。となったそうな。こんなことを自伝に書いてしまうので、とんでもない自信家です。

テレビに沼尻さんが出演されてた。びわ湖ホールトリスタンとイゾルデの愛の死が出てきて、胸熱だったな。

バイロイドの劇場の1/50スケールの模型は分かりやすい。私はたまに自治体さんに営業に行くこともあるけど、ある時芸術文化の部署にいって話していた時のこと。担当者が劇場のことを喋っているけど、これはどう考えてもバイロイドだろってことがあった。あ、それバイロイドですよねっとはいわなかった。こういう時は相手に気持ちよく喋っていただくのが一番かと。

リングの難点はやはり、15時間と長いことで、聴く時間がないのでハイライト盤を手に取ることが多い。ワグネリアンからしたら考えられない、怠惰、反革命分子なんだろうが。ショルティ指揮、ウィーンフィルの歴史的録音を2枚にまとめたCDを聴いている。これは、東京に長期出張していた時に、手元にまったくCDがない時に、有楽町のhmvで買い求めた数枚のCDの中の一つ。CDウォークマンBOSE M3というミニマムなシステムで良く聴いていた1枚です。久しぶりに聴いたら、胸熱になった。

Der Ring Des Nibelungen (Great Scenes)

 

 

 

 

 

ブラームス〜ハイドンの主題による変奏曲

大阪の業務中心地区の梅田であるが、梅田のランドマークといえば、大阪マルビルと写真に上げている赤い観覧車。そういえば、大阪マルビルの方は、先日解体・建て替えが発表された。

大阪駅に降りた時に必ず見えるマルビル。まだ、大阪駅前の高層ビルがあまりなかった頃から、決然と建っておりました。大阪駅から見えるその姿は、まさにタワー。そして、マルビルの足元にはタワーレコード。大阪のタワーレコードといえば、ここという人も多かったのではないか。

さて、そんなタワーのマルビルの周りは高層ビルで溢れ、お膝下にあるタワーレコードも閉店となって、茶屋町のnu店に統合されることになった。

 

さてさて、今週は、ブラームスハイドンの主題による変奏曲を聴いていることが多かったです。なんとも平和な曲調が気分にあった。同じような曲調でも、なかなか感動的に締めくくられる。クルト・ザンデルリング指揮シュターツカペレ・ドレスデンの滋味溢れる演奏で。ググって分かったんだけど、ザンデルリングさんは引退演奏会でこの曲を指揮したようだ。なんでこの曲を選んだんだろうか。

そういえば、昔、息子ザンデルリングさんの指揮するブラームス・チクルスを聴きに行ったな。確か、シンフォニーホールだった。

Brahms: Symphonies No. 1-4/Classical Navigator Serie

 

 

 

 

 

シューマン〜ピアノ協奏曲

無性にシューマンのピアノ協奏曲が聴きたい時がある。

それは、胸を締めつけられるようなあの冒頭部があるからなんだろう。

駅で目の前を通り過ぎる貨物列車を眺めているときや、地下鉄から地上に続く階段から空が見えたとき、などなどなど、その衝動は突然訪れる。

いつも聴いているのは、リヒテルが弾くシューマン、マタチッチ指揮モンテカルロ国立歌劇場管弦楽団のやつ。いわゆる名盤と思っている。

いつもはiPhoneにイヤホンでお気楽に音楽を聴いているが、ある日、コンポのアンプを温めてから、この曲を聴くと素晴らしくて、華麗なラストまで、一気に聴き通してしまった。

音のほりの深さとか、エッジが立っているとか、この曲と合っていて、やっぱりコンポはいいなと思ったしだいだ。

そういえば、この曲もライブで聞いていなかった。

グリーグ&シューマン:ピアノ協奏曲

 

 

 

iPhone6s

スマホはiPhone6sを長年使っているが、ついに買い換えようと思っている。

思えばこの6sは、バッテリーが優秀だったのか、つい最近までバッテリーの持ちに不満はなかった。私はデジタル/アナログに関らず、小道具が好きで、万年筆、鉛筆、三角スケール、野帳、手帳、デジカメ、アナログカメラ、Mac book、ウォークマンiPodを気に入って使ってきたが、結局のところ全てのガジェットの中で、日々濃密な時間を共に過ごしているガジェットはこのiPhoneなんじゃないか。

何年か前に通りがかった神社の夏祭り iPhone6s

iPhone6sには音楽を聴くにはいいことがある。

それはイヤホンジャックがあることだ。

iPhone6sはイヤホンジャックを搭載した最後のiPhoneとなった。iPhone6sは電源とイヤホンの両差しができるので、出張先などで充電しながら、音楽を聴いていた。しかし、バックミンスター・フラーがこの世の中は全てワイヤードからワイヤレスに変わるのだよといった通り、音楽信号を伝送するケーブルはワイヤレスになっていった。私もいつもまにか、ダイソーのワイヤレス・イヤホンやら、b&wのワイヤレス・ヘッドホンなどガジェットを導入していた。

 

ようやくバッテリーもへたってきて、買い替えだなと思っている。それにしても、デジタルガジェットはサイクルが早い。フィルムカメラやオーディオ機器と比べると、サイクルが早い。私のフィルムカメラは20年選手で最前線で頑張っている。New FM2に入れたボタン電池は、10何年前に装着したのか思い出せない。

 

聴いている曲

If the Moon Turns Green...

甘めの女性ボーカルジャズを聴いている。ダイアナ・パントンさんの月と星の歌を集めたアルバム。フライ・ミー・ツゥー・ザ・ムーン、ムーン・リバーなど名曲が集められている。

その中でも、リトルガール・リトルボーイ・リトルムーンという曲が気に入っている。a little〜a little〜と歌いあげる、抑揚のない、なんとも幸せな歌だ。a little "No" a little"Yes"とくるあたりはドキドキしますね。