マーラー〜交響曲第8番

びわ湖ホールの開館20周年記念コンサートは、9月30日に開催予定だったが、台風24号接近のため、中止となった。

私はチケットを取っていたが、台風の日はJRは動かないだろうし、中止になるだろうと思っていた。

 

ところが、急遽29日にコンサートをやるということで、馳せ参じた。

マーラーの8番はまだライブで聴いたことがない。関西ではなかなか聴けない演目であるし、なんとか行こうと思った。

 f:id:andaantee:20180929234845j:image

いつもは、穏やかなびわ湖の表情も天候が悪いため、荒々しい。大津京の方角の山々も霧で煙っている。

 

ホールに入り、合唱オケが揃うともうステージぱんぱんだ。さすが、副題で千人の交響曲というだけある。合唱オケ合わせてこれだけの人数でよく前日にライブしていただきました。感謝。

 

お客さんの入りは、4割から5割というところ。もちろん、予定通り30日にやっていたら、超満員だっただろう。お客さんも予定日を繰り上げ、よくこれだけ集まったと思う。

 

指揮者の沼尻さんが振り出すと。もう、そこは音の大伽藍だ。やっぱり、この曲のド派手さは祝祭にふさわしい。第1楽章パイプオルガンから始まって、合唱のサウンドプレッシャーが押し寄せると、身体の中からいろいろな分泌物が出てくる。デトックスか。終始、怒涛の第1楽章もいいけど、最近は第2楽章いいなと思う。最初、静かに始まり、だんだんと声楽が織り交ぜられて熱を帯びていく。フィナーレは第1楽章も上回る熱量だった。Bravo!

 

最近の台風は、ほんとしゃれになっていない。

前に来た21号の時は、恐怖を感じた。

マンションのバルコニー隔ていたは外れたし、窓から外を見た時はまるで漫画の様に色々なものが飛んでいた。

今度はどうだろうか。

皆様、おきをつけください。