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R・シュトラウス〜ばらの騎士

オペラ

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数少ないDVDコレクションの中からでオペラ鑑賞。カルロス・クライバー指揮のばらの騎士であります。序曲のクライバーの指揮は流れるようで、腕をぶんぶん振り回すところなんか最高にクールである。クライバーの指揮姿だけで、一つのエンターテーメント。りっぱに興行が成り立つと思う。昔はクライバーも日本に来て、ばら騎士を振っていたとは、時間を巻き戻して体験してみたかったものだ。

 
物語は帝都ウィーンの貴族のお話ですが、非常に優雅な世界であります。貴族なんて身分があった時代は、人類が全体として生産性が低く、人類みなに富が行き渡らず、一部の王様・貴族に富が集中したということかな。でも、公家(まろ)とは違って、この時代のヨーロッパの貴族は間違いなく軍人なので、いざ戦争となれば、率先して戦う。責務を求められる地位だったのかな。まあ、オペラとしてみれば、こうゆう華やかな世界は絵になりますな。宝塚ぽいというか。
 
帝都の爛熟した文化を彷彿とさせるような、ゴージャスな音楽だ。1幕の中で聴き入ってしまうのは歌手さんが歌う「厳しく武装せる胸もて」。歌手さんは物語の中で重要な位置付けなのか、私にはよく分かってないんだけど、このメロディは胸にすとんと入る。
また、聴きたくなりそうなので、動画を添付。
俗悪全開のオックス男爵は、戦争の時は貴族なりに率先して戦う人なんだろうか、時代がもうちょっと前ならオスマントルコと戦わねばならないんだが。まあ、悪い人は最初は紳士ぶってて、だんだんハラスメント状態に持っていくので、最初から欲望全開なんて、わかりやすい人なんだな。
 
元帥夫人がかっこよすぎる第3幕の3重唱。人間は去り際が肝心なんだなあ。クライバーとはぜんぜん関係ないが動画を貼っておこう。私たちは時に押し流されていくのだなあ。
 
あまりにも華やかな世界にいたたまれず、プロレタリアードか宇宙世紀な読み替え演出を考えていたものの、さっぱりいいやつ思いつかず。。。