靴クリームを嗜む、ラスト・ローズ・オブ・サマー

 ある本を読んでいたら、目にとまって2度見してしまったことが・・・酒の代用品として靴クリームを食べる・・・??

自壊する帝国 (新潮文庫)

自壊する帝国 (新潮文庫)

 

  ソ連の末期、ゴルバチョフ書記長の時代、酒飲みの多いロシアで酒の流通は制限され、何よりも酒を求める人たちは、様々な方法でアルコールを摂取した。革靴を磨く時に使うあの靴クリームを食べるのもひとつの方法とのこと。

 いまいち想像ができないのであるが、よくよく読んでみると、食パンに靴クリームをたっぷり塗る。まるで、ヌッテラをたっぷり塗ったようであるなあ。で、半日放置して靴クリームのアルコールがパンに染み込むのを待って、靴クリームを塗った部分をそぎ落とし捨てる。あとは、アルコールでひたひたになったパンを頬張るとのこと。かなり酔えるらしい。

 そんなもの美味しいのかという気がするし、ぜったい真似しちゃいけないことであるが、手持ちの靴クリームの成分はどうなのだろうと気になった。どうも水・ロウ・油脂らしい。アルコール成分はないようなので、ほっとした。

 

 今日聴いていたのは、ラスト・ローズ・オブ・サマー。素朴な感じ、直球勝負って感じの旋律がいいですね。なんだか胸熱、懐かしい時代に引き戻されそうな気がします。ああ、この曲全然、ソ連とかお酒とかに関係ないですね。ま、いっか。動画を貼っておこう。


"The Last Rose of Summer" by Leroy Anderson

書記長って懐かしい響き。書記長という役職がなんでいちばん偉かったのかいまいち理解できずにいる・・・