バッハ〜マタイ受難曲BWV244

毎年、4月も近くなり、だんだんと暖かくなってくると、マタイ受難曲が聴きたくなる。教徒じゃないんだけどね。今日はマタイを初めて気に入った刷り込み盤であるヘレベッへの旧版をば聴いておりました。時間のあるときは、マタイかリングだなあ。

このヘレベッへのマタイは、ほんと気に入ってしょっちゅう聴いておりました。透明な空気感、鮮烈な古楽器の響きが気に入ってしまったのです。東京で3日ほど遊んでいた時に、バックの中に忍ばせたMDウォークマンと3枚のマタイのディスク、ほんと繰り返しそればかり聴いておりました。六本木ヒルズでビールを飲みながら見た東京タワー、両国で見た朝青龍の最強ぶり、東京オペラシティタケミツメモリアルホールで見た鈴木雅明さんの指揮っつぷり、そうゆう光景がなぜかこのマタイと結びついております。
このマタイに味をしめて、次にガイドブックとかホームページで定評のあったメンゲルベルクアムステルダム・コンセルトヘボウの盤も聴いたのですが、重い、、、めちゃくちゃ重い。。。ヘレベッへの5月の風のような趣とは正反対と言おうか。重くて、苦しく、はきそうになりました。音楽を聴いてはきそうになったのは過去その時だけです。
マタイの珠玉のアリアの森、街で噂されている最強アリアはErbarme dich「憐れみたまえ」なんでしょうけど、私がこのヘレベッへ盤にはまっている時に良く聴いていたのは比較的最初の方で出てくるアリアIch will dir mein Herze schenken「われは汝に心を捧げん」ですねえ。
このアリアの曲を貼っておこう。