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ぼーず先生〜Quiet Comfort20i

いろいろ クラシック音楽

久しぶりにガジェットねた。ボーズのノイズキャンセル・イヤホンQuiet Comfort20iを導入してみました。通勤時間はiPhoneで音楽を聴いていますが、ダイナミックレンジの広いロマン派後期の交響曲、特にマーラー交響曲では、騒音で弱音聴こえないぜトホホとなってました。ヴォリューム大きくすると耳痛くなるし。ですので、車中では音の大きさが比較的変わらない室内楽、バッハの器楽曲・カンタータ、ポップス、J−POPがいいんですが、電車の中でもマーラー聴きたいぜっつて思い導入しました(よくできた言い訳)。

早速、自室の環境化でどのくらい効果があるか実験です。家でトスカニーニのベートベン交響曲第1番第4楽章を鳴らし、その中でQC20iでパールマン無伴奏バイオリン・ソナタを聴いてみます(別にトスカニーニが騒音と思っている訳ではない)。ううん、まるでトスカニーニの勢いのあるベートーベンが遠くに遠くに行った様な気がします。ボーズ先生のアクティヴ・ノイズ・コントロールはここまで進化したのか。たいしたもんだと思います。ノイキャンのコントロールユニットがもっと小さくなれば、もっといいイヤホンになると思いますよ。

次に土砂降りの雨の音。雨の音は環境音として不思議にうるさくないものですが、パワーオンにすると、雨の音は聴こえないが、雨が遠くで降っている気がしますね。

次は電車の中です。だいぶん音は軽減されるが、すべて聴こえなくなる訳じゃない。アナウンスの音もかすかに聴こえて来る。でも、ノイズキャンセル機能をオフにすると、どばーっと音がなだれ込んできて、環境音がこんなに大きかったことに驚く。ふただび、オンにすると静かだけど自分がコントロール下に置かれた不思議な感じがします。コントロール下におかれた快適と自由だがうるさい日々はどっちがいいんだ?いや、今はSFみたいなテーマを考えている場合じゃない。アバド先生のマーラー全集を聴いてみます。第3番第6楽章の出だしの弱音が聞こえる。これだ。これ、これ。完全燃焼しきった、あるいは不完全燃焼な1日の終わりにこういう旋律を聴きたかったんだ。このしずかーな出だしを追っていかないと、最後の感動の倍返し、300倍返しにたどり着けないんですよね。

アバドさん、ルツェルンマーラー第3番第6楽章、「愛が私に語ること」とも言われますね。こんな旋律かくなんて、マーラーさんはたいした奴だ。QC20iは、町を歩いている時に、ノイキャン機能をオンにしているのは危険です。何事も遠くで起っている出来事に思えるので。