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マーラー〜大地の歌

定食屋さんで生姜焼き定食を頼んだら、肉は少なくもやしとタマネギが多かった。もやしとタマネギは好きなので、ソースに絡んだシャキシャキとした食感を楽しんだのですが、これは喜べばいいのか、悲しめばいいのか。

ゴールデンウィークで休みを楽しんでいるんだけど、酒飲みながら厭世的な曲を聴いておりました。マーラー大地の歌のDer Abschied告別をワインしばきながら、何度も聴いておりました。大地の歌ワルタークレンペラーバーンスタインが定番と言うところだと思いますが、今回はクレンペラーの超絶指揮、ルードヴィッヒの超絶メゾソプラノ盤です。孟浩然と王維の漢詩によりそい、怪しく美しい旋律が響きます。

交響曲第2番復活で魂の昇華を絢爛豪華に描き、交響曲第3番で愛を美しく歌い上げたマーラーも、晩年大地の歌までくると、こりゃあきまへんと言う感じになってきます。あきまへんというより、もう黙して語らずという感じになってきます。マーラーはウィーンの歌劇場の指揮者だし、メトロポリタン・オペラの指揮者も勤めたし、いってみれば社会的には成功者で有名人であった訳です。しかし、マーラーは心の闇を抱え、憂鬱に沈んでいく。よめはんとグロピウスは気楽なことをやっておる、自分の書いた曲は認められない、オペラハウスは伏魔殿、まあいろいろあったとは思いますが。マーラーはこの曲で崖っぷち迄いって、交響曲第9番で、死を生け花のようにさりげなく素敵に描写します。芸術家の業を感じます。

告別で好きなのは、メゾソプラノが「生命に酔いしれた世界を!」と歌い上げてから始まる弦でしょうか(16:50)。まったく救い無しです。マーラーさんに、なんくるないさという言葉と相田みつをとハイキングと軽度の有酸素運動をおすすめしたくなってきます。