ワーグナーの毒

大阪市長中之島に新コンサートホールの建設を表明している。
場所は国立国際美術館の近くの様だ。
至近には新生フェスティバルホールがあるのけど、客の取り合いにならないか。
大丈夫なんだろうか。
そりゃ、業界的には仕事が増えた方がいいけど。
以前にも、淀屋橋の市役所のところをオペラハウスにするとか言ってた気がする。
そういえば、2年ほど前に、びわ湖ホールトリスタンとイゾルデを観賞されているはず。
そろそろ、ワーグナーのあれがきいて来たのだろうか。

ワーグナー生誕200年なんで、いろいろ本が出ている。
難波ジュンク堂をぶらぶらとしていたら、岩波文庫のリクエスト復刻版が出ていた。

ワアグナア作の「ベエトオヴェンまいり」。
ワーグナーの小説3作が納められている。
最初の小説「ベエトオヴェンまいり」は意外な面白さ。
あとの2作は、う〜ん。

それと「ロ オ エ ン グ リ イ ン」。
”ぐりいん”ですか、ぐりいんww。語感がまったり。

ワーグナー:ヴァルキューレ 全曲

ワーグナー:ヴァルキューレ 全曲

初めてワルキューレ全曲盤のCDを手に入れた時、
これの何がいいのか正直分からなかった。
やたら長いし、
おっさんがなんかぶつぶつ言ってるし。
なんか夫婦げんかみたいなことやってるし。
しかし、何回か聴いているうちに耳になじんでくる。
とくに、ジークリンデとジークムンドのオペラ史上屈指のラヴ場(しかも兄妹だ)とか、
おっさんの精一杯のやせ我慢(ヴォーダンの告別)に耳が奪われる。
すると、あれほど退屈に思ってたおっさんのぶつぶつ(ヴォーダンのモノローグ)もなんだか良く思えてくるから不思議だ。

まだまだ、ワーグナーは学習しなくてはならない。
いやワーグナー風にいうと楽習というべきか。(オヤジキャグ)
パルジファルとか、オランダ人とか、マイスタージンガーとかよく分からない。
まあ、おいおい。

バブルの頃の日本なら、生誕200年でニーベルングの指輪をやってたはずだ。
トーキョーリングに、オーサカリング、ナゴヤリング。
ヨコハマ・ブキウギ・リングだって。
だが今はそんな時代でもなく、関西では生誕200年でも、オペラなしかと思っていた・・・

が、びわ湖ホールワルキューレをやるんですって、奥さん!
やったー。これで、大丈夫だ。(何が大丈夫だ?)
びわ湖ホール神奈川県民ホール、東京二期会の共同みたいである。
とりあえず、目標が出来たんで良しとした。

動画は、ようつべでマジ聴きしている声楽なしリング、マゼールウィーンフィルです。