レ・ミゼラブル

ねたばれありです。

今週はレ・ミゼラブルを聴いていました。ミュージカル版25周年コンサートDVD。

レ・ミゼラブル 25周年記念コンサート [DVD]

レ・ミゼラブル 25周年記念コンサート [DVD]

このミュージカンは何も斜に構えるところのない、真正面からがっぷり4つに組んだ人間讃歌ですな。主人公がおっさんというところもいい。可憐なヒロインとかではなく、おっさん。主人公は怪力のおっさんで、準主人公はしつこいおっさん。
DVDがまわり始めるとクロード=ミシェル・シェーンベルクの楽曲にずるずると引き込まれてしまう。ミュージカルは映画と曲の順番が違っているところもあるので、興味深く聴いておりました。
キャストはファンティーヌはレア・サロンガですかあ。彼女のミス・サイゴンはよく聴いているのですが、すっかり大人の女性のイメージでファンティーヌですなあ。このI dreamed a dreamもいいです。
映画版と比べるとこのコンサートのキャストのイメージはこんな感じかなと思いました。

ジャベール:強そう
マリウス・ポンメルシー:ぼんぼん度UP。
娘がいなくなって悲しまんのかマダム・テナルディエ:定食屋さんにいたらごはん山盛りにしてくれそう
全世界の労働者階級・・・アンジョルラス:熱血。革命は目力から。
名曲on my own を歌い上げるエポニーヌは、映画と同じく、サマンサ・バークスさんです。
やっぱり、on my own はいいですね。この旋律はエポニーヌだけじゃなく、ファンティーヌもコゼットもバルジャンも歌う今生の別れのライトモティーフになってる気がしますよ。

とはいえ、動画は a little fall of rainです。ド派手ではなけど、しみじみとぬるめの燗が似合いそうな曲です。