ベートーベン〜交響曲第9番合唱

フロイデ。今年もおかげさまで、よたよたとですが1年を終えることが出来そうです。今年も第九のライブに行ってきました。ありがたいことです。井上道義さん指揮、大阪フィルハーモニー管弦楽団、場所はザ・シンフォニーホールです。

冬枯れのシンフォニーの森を行くライブもいいですなあ。会場内はさすがに第九。立ち見も出ている。シンフォニーで立ち見は久しぶりに見る。席は指揮者の対面席。そういえば去年の大植さんの第九も対面席に座ったのを思い出す。対面席は指揮者の挙動が手に取るように分かって面白いですね。
井上道義さんの指揮は、去年の5月2日に金沢でシューベルトの「冬の旅」を聴いて以来だ。そう言えば思い出したのだけど佐渡やんのオペレッタを見に行った時に、会場に井上道義さんが入ってきたのだけど、その時すんごいにらまれたようなきがする。オレなんかしたんやろか。
話が思いっきり脱線してしまった。井上道義さんの指揮姿はほんと様になっていると思う。どっしり構え、明快に音楽を作り出していると思う。素人の私でも分かるぐらい分かりやすくて、見ていて気持ちがいい。
第1楽章/第2楽章は、CDとかで聴いていると私はだれる事があるのだけれど、ピシッ、パシッと決まる指揮で全然だれない。いい感じだ。
第九で私のとっても好きなところは2カ所あって、第3楽章の天上の調べでバイオリンがゆらゆらと蝶々のような舞を見せるところ。ースコアが読めないのでこんな表現しかできない。ー決まった。ここが決まると信頼感あがります。
そして、第4楽章の1回目の合唱が終わってから静かに滑稽にトルコ行進曲が始まり、テノール独唱が入って弦の合奏、ここの合奏がちょーかっこいい。弦の一番の見せ場だと思っている。何回聴いても鳥肌たっちゃう。そして、師走おなじみの合唱の大爆発に続く。弦もフルパワーで弾いているのだけど、もはや溢れる合唱を止める事は出来ない。いいなあ。なんでこう何回聴いてもいいんだろうなあ。使い古された言葉だけど、まさに人類の宝だ。終演後はすぐBravo!だ。この曲だけは余韻なしブラボー許す。しかし、これはハードロックの様な音楽だなあ。

終演後のシンフォニーの森。冬枯れの姿もなかなかなか。

夕暮れのハービス。梅田の人けのない風景もなかなかですなあ。

動画は、今日追体験のため聴いていたフルトヴェングラーの第九。