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ワーグナー〜ジークフリートのラインへの旅

オペラ

タワーでぼーっとしていたら、キングレコード朝比奈隆大フィルのワーグナー名演集というのが目に入って、手に入れて聴いていました。ワーグナーの神々の黄昏の最初の方のシーン。ジークフリートのラインへの旅。テンポゆったりゆったりでした。やっぱり、歌手入りが好みだなあと思い、クナッパーツブッシュの神々の黄昏を引っ張り出す。

Wagner: Gotterdammerung

Wagner: Gotterdammerung

1958年バイロイド。神々の黄昏でブリュンヒルデジークフリードが登場してから、シークフリードが旅立つまでのシーンがお気に入りです。ジークフリードと比べたら年齢はダブルスコアのブリュンヒルデ。甲斐性をみせて、若くて好奇心おう盛なジークフリードを送り出す。いってきなはれ、学んできなはれ。別れの際の2人の会話のシーンの音楽がたまらなく素晴らしい。高揚感が、もう。もう全てを投げうってもいいと思えるぐらい。こんな音楽を書くなんてワーグナーっていったい何者なんだ。クナのシーン盛り上げ方もまるで歌舞伎の十八番のようではないか。そういえば、私は歌舞伎見た事無かったです。いいかげんなこと言ったらあかんなあ。
動画は歌ありませんが、クナさんです。雑感というか、読書感想文
朝比奈さんのワーグナーを手に取ったのは、「オーケストラ、それは我なり」という朝比奈さんの評伝をちょうど読んでいたので、注意が行ったのです。歴史にifを想像しても仕方ないのだけど、もし朝比奈さんが阪急電鉄のサラリーマン生活に満足していたら、大フィルは無かったんじゃないかな。NHK大阪局のお偉いさんと衝突しなかったら、やっぱり無かったと思う。満州ハルビンでもしソ連軍に見つかっていたら、かなり難しかったと思う。ハルビンに侵攻してきた師団は、ベルリンを陥落させたロコソフスキーの部隊だ。長年に渡る凄惨な戦闘で、もはや理性もふっとんだ人たちだったので、難しかったと思う。そんなこんなの幸運な偶然を経て、戦後の焼け野原に立ち上がった関西交響楽団のちの大フィルは、今ここにきて正念場となってしまった・・・