ショパン〜ピアノ協奏曲第1番

先のポストで、大公トリオについて書いて、それからしばらくルービンシュタインショパン・ピアノコンチェルトとハイフェッツチャイコフスキーを聴いていたのだけど、時代を築いた演奏家のレコードを聴いていて改めてすごいなあと感心している今日この頃。

Chopin: Rubinstein Plays Chopin

Chopin: Rubinstein Plays Chopin

ショパンのピアノ協奏曲第1番はいままではツィマーマンはんの弾き振り盤を聴いていましたが、 ソニーの激安箱を聴いておりますと、ルービンシュタイン盤もおきにになりました。1961年、スクロヴァチェフスキ指揮、ロンドン新交響楽団
第1楽章、4分のオーケストラ、こちとらロマン派だぜおらおらの後、押しのけピアノ入る。おもいっきり感情をのせて弾く。ピアノの音色きらきら。好きなのは、感情の高まりからふっと力が抜けるその瞬間。少し寂しげな表情を思わせる感じ。ああ、これがルービンシュタインの真骨頂なのかなあとひとりごちる。
第2楽章は、いいですねえ。この旋律。ルービンシュタインのピアノによって語られるしずかな物語。とてもしんみりとするです。第3楽章は元気な曲調で、個人的にはあまりピンとこないです。ボキャブラリーも尽きてきたのでこの辺りでやめときます。
動画は第1楽章にしました。
雑感
たのしみにしていた大阪のフェスティバルホールこけら落としが決定したのです。このホールは地下鉄の肥後橋駅というところで降りて 、川を渡ってからホールに辿り着くのです。川を渡る時に気持ちが切り替わるという感じが好き。やっぱりホールはアプローチの感じも大事。こけら落としは来年4月、ベネチア・フェニーチェ歌劇場のガラ・コンサート。これってやっぱり、ベネチアと大阪と水都つながりなのかな。まあベネチアの水都は今もかなり気合いが入っているが・・・そして初オペラはヴェルディ・オテロ。これもベネチア海軍を舞台としているし、やっぱり水つながりではなかろうか。ベネチア自由経済が育まれた街でオペラ発祥の地、大阪のフェスのある渡辺橋近辺は先物取り引き発祥の地だし、大阪は近松がいて人形浄瑠璃が盛んな街だったしと無理やり比較をしてみる。夜中になにをひとりごちているのだろう。
そして、我が大フィル、大植英次監督指揮でマーラー交響曲第2番復活も登場。まさにリニューアルにふさわしい交響曲。チケット争奪戦だろうな。まあ、多分行けないとは思いますが。