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ワーグナー〜タンホイザー

オペラ おもうこと

タンホイザーを見にびわ湖ホールへ。ひさびさの生オペラなので、ちょっとはましな格好して行こうかと思ったけど、やめた。ワーグナーのオペラは上演時間が長いし、耐久力勝負なので、楽な格好が一番だ。


開演にあたって震災から1年ということで指揮者沼尻さんあいさつ。 タンホイザーは祈りが重要なテーマ、祈りを込めて演奏したいとのことでした。
有名な序曲はほんとに長いな。ストーリーのエッセンスがすべてが込められていて、思いっきり盛り上がって終わるもんだから、もうお腹が一般になる。幕が開いたらなんだかおかわりをしてる気分だ。
しばらく、休みなしで あたふたと仕事をしていたので、つかれたまっていたのか、うつらうつらしてしまう。やっぱり、人間休まなあきまへん。もったいないことをしてしまった。目の前では、熱演が繰り広げられているのに。タイトルロールの水口さんはよかった。エリーザベト役の佐々木典子さん、声量豊かで素晴らしかったです。沼尻さんの指揮は安心して聴くことができる。もう絶対安全な船に乗ってゆらりゆらりと揺られている感じだ。京都市交響楽団も頑張っていたと思います。木管がもうピタリと、気持ち良かった。演出はもうちょーオースドックス。産業革命でもない、惑星間戦争の時代でもない。ダースベイダーも出てこない。13世紀のドイツだ。この辺りのいさぎよさも良かった。
このオペラはひとことでいうとタンホイザーくんの煩悩遍歴ってことなんですか。 オペラ終盤でタンホイザーがヴェーヌスブルグ(竜宮城みたいなところ)に帰りかけた時、もう行ってもええよとか思ってしまった。
ヴォルフラムがエリーザベトを思い、歌い上げるアリア「夕星の歌」はしんみりといい曲だなあと思った。お気に入りになりそう。 それとどラストの合唱とフルパワーのオケがガチンコでぶつかるところは後期のオペラを彷彿とさせるワーグナーらしいシーンだなと思った。2時開演で6時終演。休憩30分が2回。ん、ワーグナーにしては短いですね。


そして、今日は1年前のことを思い出していました。その日は大阪の地でも、オフィスのビルが大きく揺れました。そして震源が東北と知った時の衝撃。フライトで成田に降りられなくなった人々が関空から難波にたくさん来ていた。 その後報道される事態の深刻さと、いつもと変わらない日常が続く不思議。見上げる空はいつもと同じく、ぽっかりと青かった。なんとも言えない無力感だった。亡くなった人たちの無念を思うといたたまれなくなります。その人たちのためにも被災地のいちはやい復興を願っています。私ごときが思うのもおこがましいかも知れませんが、この国はいまだ国難ではあるけれど、復興のためには日本の経済をよくしていかないといけないし、目の前の仕事がむばっていきたい。